任天堂、2011年度通期決算を発表。円安で見込みより損失は縮小。3DSは3月までに累計1,713万台を出荷


 

任天堂から26日、2011年度通期決算が発表されました。

ニンテンドー3DSが年末以降国内において好調に推移したものの、売上高は目標に届かず6476.5億円。純損失は為替が円安に進んだことにより見込みより縮小して432億円となりました。


各ハード、ソフトの出荷は以下の通り。

ハード
1,353万台 – ニンテンドー3DS
984万台 – Wii
510万台 – ニンテンドーDS

ソフト
10,237万本 – Wii
6,082万本 – ニンテンドーDS
3,600万本 – ニンテンドー3DS

DSとWiiは、ソフトにおいては予想を若干上回る数字を残していますが、3DSはハード・ソフト共に下方修正した見込みをさらに下回る、厳しい数字となっています。日本でこそ勢いを取り戻したものの、海外ではスマホ/タブレットが元気なことや、海外向けのソフトが不足していることが響いていると思われます。

次期見込みでは、「ニンテンドー3DS」が期中で逆ざやを解消し、アジア地域で順次販売開始するほか、3DSや年末発売のWii U向けパッケージソフトのデジタル配信が開始されるようです。業績予想は売上高8,200億円、営業利益350億円、経常利益350億円、純利益200億円としています。

任天堂ハードでもいよいよパッケージソフトのデジタル配信が開始されますか!コアに楽しみたいソフトはパッケージで、1度のプレイ時間は短いけれど、毎日ちょくちょく起動するようなソフト(例:ニンテンドッグスやぶつ森)の場合はダウンロード版で。というような使い分けが実現するわけですね。

3DSは目標を何度も下げましたが、結局達成できず。Wii U発売と合わせ、2012年度は一層積極的になる任天堂を見られそう。ユーザーとしては新たなソフトやサービスの登場が楽しみです。

ニンテンドー3DS アクアブルー / 任天堂
ニンテンドー3DS
メーカー: 任天堂
発売日: 2011年2月26日
希望小売価格: 15,000円(税込)
関連キーワード
,

この記事をシェアする