『Miitomo (ミートモ)』に続くスマホ向け第2弾『Super Mario Run (スーパーマリオ ラン)』を12月15日にリリースした任天堂。2017年3月末までに『ファイアーエムブレム』と『どうぶつの森』を加えた計4本をリリースする計画ですが、2017年度以降も年に3本程度をリリースしていく方針であることが明らかになりました。
任天堂、2017年度以降も年に3本程度のペースでスマホ向け新作を投入
任天堂の君島達己社長は一部メディアのインタビューに応じ、スマホ事業の計画について「2017年度以降も年3本程度のゲームを配信する計画」を持っていることを明らかにしました。
アプリの料金や配信地域も一律ではなくゲームごとに設定。ユーザーの特性や地域特性、キャラクターの認知度によって変えていきたいということです。
『Miitomo』では、基本無料で遊べるフリー・トゥ・スタート(フリー・トゥ・プレイ、フリーミアム)型の課金形式が採用。ゲーム部分は無料で遊ぶことができ、好みに応じてMiiの服などを有料購入することができます。
一方の『スーパーマリオラン』はというと、アプリを無料でダウンロードして遊べる点はフリー・トゥ・スタートと呼べるものですが、フル機能のアンロックが1200円で済む買い切り型。追加料金は発生しません。
任天堂はスマートデバイス事業で、「任天堂IPに触れる人口を最大化」することだけでなく、「ゲーム専用機事業との相乗効果」、また「スマートデバイス事業単体での収益化」を目指しています。
ラインナップが『スーパーマリオラン』のような買い切り型ばかりになると、少ないタイトル数で継続的に収益をあげていくのは難しくなってきます。アイテム課金型とバランスを見ながらリリースしていくと思われます。
来年度のタイトルも気になりますが、まずは今年度内に予定される『ファイアーエムブレム』と『どうぶつの森』で、任天堂がどのような内容、配信形式を提案してくるのか注目です。