JR東日本は2021年1月19日、IC入場サービス「タッチでエキナカ」を2021年3月13日より開始すると発表しました。Suicaなどの交通系ICカードを、駅の入場券のように使うことのできるサービスです。
従来は駅構内にある商業施設やロッカーなどエキナカ設備のみを利用したい場合、入場券を購入する必要がありました。「タッチでエキナカ」開始により、対応する交通系ICカードを利用して入出場するだけでよくなるため、入場券の購入が不要になります。なお Suica 定期券区間内の駅や、IC 企画券の有効区間内の駅ではこのサービスを利用できないため注意が必要です。
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「タッチでエキナカ」Suicaを入場券として使える
「タッチでエキナカ」は、Suica などの交通系ICカード(電子マネー)を、駅の入場券のように利用できるサービス。エキナカ施設の利用や送迎など、このサービスで在来線の駅構内に入場することができます。在来線自動改札機(ゲート型)のみ対応しており、簡易改札機や新幹線改札機は対応しておらず、新幹線改札内への送迎等の際は、従来どおり入場券を購入する必要があります。
「タッチでエキナカ」は交通系ICカードカードで同一駅の自動改札機を2時間以内に入出場した場合に適用。利用料金は自動改札機を出る際に、チャージ残高から自動で精算されます。利用料金はきっぷの入場券と同額の140円または150円。
対応する交通系ICカード
Suica・PASMO を含む全国相互利用対象の 10 種類の交通系 IC カードが対応します。
- Suica
- PASMO
- Kitaca
- TOICA
- manaca(マナカ)
- ICOCA
- PiTaPa
- nimoca
- SUGOCA
- はやかけん
※モバイル Suica、Apple Pay の Suica でも利用可能。
※他社アプリで発行された Suica やモバイルサービスの PASMO を含みます。
※仙台エリアでは icsca(イクスカ)も利用可能。
「タッチでエキナカ」利用方法
「タッチでエキナカ」は、サービス利用条件を満たしたとき(で同一駅の自動改札機を2時間以内に入出場)に、自動改札機にて自動的に適用されます。そのため、利用者側で特別必要な手続きはありません。
料金は電車特定区間の駅が140円。それ以外の駅の場合は150円です。
- 「タッチでエキナカ」はSuicaなど交通系電子マネーを駅の入場券のように使えるサービス
- 開始日 : 2021年3月13日 初電から
- サービスエリア : JR東日本 Suica エリア(首都圏・仙台圏・新潟圏)のJR東各駅 在来線 改札内