世耕経済産業大臣は、北海道胆振東部地震の影響で運転が停止している苫東厚真火力発電所の復旧見通しについて、北海道電力(ほくでん)から受けた報告だとして1号機は9月末以降、2号機は10月中旬以降、4号機は11月以降になるようだと発表しました。

地震発生後に緊急停止した苫東厚真発電所。復旧時期は“少なくとも1週間以上”とされていましたが、当初見込みよりもかなり後ろ倒しとなっています。今はまだ過ごしやすい季節だといえますが、急激に冷え込むこともあり朝晩は暖房をつけたくなることも。本格的な冬を迎える前に、なんとか復旧してもらいたいところですけれど。

苫東厚真火力発電所は、北海道内で最大の火力発電所で、1号機・2号機・4号機(3号機は廃止)をあわせた出力は165万kw。泊原子力発電所が停止している中、地震発生時は道内の供給力全体の約3割を占めていました。

地震によって、震源に近かった苫東厚真発電所が停止したことから連鎖的に道内全域が大規模停電するブラックアウトが発生したほか、発電所の復旧が遅れていることは道内の電力不足の大きな要因となっています。

ほくでんが点検をした結果、1号機と2号機はボイラー管が損傷。出火のあった4号機は、点検のためにタービンの分解や組み立てが必要であることから、作業期間に相当の時間がかかる見込みです。

2割の節電目標

苫東厚真発電所の復旧が当初見込みから遅れることで、道内の節電期間は長引くことになります。当面は2割目標。電車の運行本数が減少したり、エレベーターが停止したり。あるいは工場のラインを通常時よりも減らすなど、生活や企業活動に影響が出始めています。

14日には京極揚水発電所2号機の稼働が予定されていることから、それ以降は現状よりもいくらかマシになり、節電目標が改めて設定されることとなるようですけれど。

冷暖房がほぼ必要としない、おそらく1年の中でも最も電力消費が少ないだろう北海道のこの時期。一般家庭が節電に取り組むとして、どの程度貢献できるのでしょうか。

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