ガラケーからiPhoneへ移行してはや数年。様々なアプリや端末の使い勝手など多くの面で満足しているものの、「おサイフケータイ」機能が無いため、今まで電子マネー、特にEdyを利用していた僕のような人にとって、そこだけはどうにも不便を感じていました。
その不満を半分解消してくれるのがiPhoneやiPadといったiOS端末でEdyチャージができるリーダー/ライター「パソリ(RC-S390)」です。
昨年末に、Win から Mac に買い替え。すると有線のパソリが非対応だったために、コンビニレジでチャージしてもらっていました。
ですがワイヤレスでiOS端末に接続できるこのパソリさえあれば、コンビニのレジでお願いする手間や、どこにあるか分からないチャージ機を探すことなく、好きな時にiPhone上から残高や使用履歴を確認したり、チャージをすることが可能です。
コンビニでチャージをしてもらうと、店員も手間だし、チャージだけでは申し訳ない気がして飲み物なども買ってしまうので、僕の場合、その辺りの出費も抑えられるようになりました。
Contents
パソリ RC-S390 でできること
「パソリ(RC-S390)」は、“iOSデバイス”とBluetooth通信でワイヤレス接続する非接触ICカードリーダー/ライター。iPhoneやiPad、iPod touchといったデバイスと接続できます。Androidには対応していませんのでご注意ください。
不具合報告も出ていますが、自分の環境 iPhone 6 Plus、iOS 9.3.2 で問題なく使えています。
楽天Edy、Suicaなど電子マネーにチャージ
「RC-S390」を使えば、EdyやSuica、WAONへ、iPhoneなどiOSデバイス上から対応電子マネーに残高をチャージすることができるようになります。5.5mm、30gの軽さ薄さで持ち運びにも便利。出先から気軽にチャージが可能です。
長持ちバッテリー
1回の充電で約20日間バッテリーが持続します。コンパクトでかさばらないので、付属しているケースにカードと一緒に入れて持ち運ぶのにも便利です。接続に時間がかかる時があるのはマイナス。また、長持ちするのでうっかり充電し忘れにも注意ですね。
残高を確認
このパソリと対応アプリを使うことで、iOSデバイス上からいつでも残高を確認することができます。カードタイプの残高はなかなか確認する機会がなく、肝心なときに残高不足になっている場合もありますが、足りなそうならここでチャージすることも。
初期設定
- 接続するiOS端末と「パソリ(RC-S390)」を用意する。
- iOS端末の設定画面から、Bluetoothをオンにする。
- App Storeから「楽天Edy」アプリをダウンロードし、アプリを起動する。
- パソリ本体側面にある電源ボタンを、青色のランプが連続で高速点滅するまで5秒以上押し続ける。
- iOS端末に「Bluetooth ペアリングの要求」画面が表示され、コードの入力を要求されたら、本体側面のPASSKEY(6桁の数字)を入力する。
- 読み取りたい電子マネーを本体の上にのせる。
対応電子マネー、iOS アプリ 機能
「RC-S390」はEdyリーダーとして販売されていることが少なくありませんが、Edy以外の電子マネー、交通系電子マネー「Suica」やセブン&アイ系の「nanco(ナナコ)」、イオン系の「WAON(ワオン)」にも対応しています。対応機能は以下の通り。ナナコは残念ながら今のところ残高照会と利用履歴の表示しかできませんが、専用アプリのあるEdy、Suica、WAONに関してはチャージも可能となっています。
楽天Edy | Suica | nanaco | WAON | |
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楽天Edy | Suica | nanaco | WAON | |
パソリユーティリティー | 残高照会、利用履歴表示 | |||
楽天Edyアプリ | 残高照会、利用履歴表示、チャージ、オートチャージ | – | – | – |
Suicaアプリ | – | 残高照会、チャージ | – | – |
WAONステーション | – | – | – | 残高照会、チャージ、オートチャージ、ポイント照会、ポイントチャージ、WAON移行・再発行 |
現状はチャージや残高・使用履歴の確認ができる「パソリ(RC-S390)」。もう一歩進化して、これで決済も出来るようになるとさらに便利になるのだけど。