日本でも定着してきた定額制の動画配信サービス。主要なサービス内容を料金や配信本数など比較してみました。いずれのサービスも、初回加入時は無料期間が設けられているので、各サービスの得意ジャンルなど実際に自分の目で見て確認することができます。たとえばAmazonプライム・ビデオはAmazon Primeのサービスの1部だったり、Huluは日テレ系なので国内コンテンツが豊富だったり、Netflixはオリジナル作品に力を入れていたり、一口に動画配信サービスと言っても個性はさまざま。
Contents
主要動画配信サービスの料金や配信本数について
料金 | 無料お試し期間 | 配信本数 | 備考 | |
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Amazonビデオ | 年3,900円(税込) 月400円(税込) | 30日間 | 都度課金 2万5000本以上見放題 | Amazonプライム特典 4K画質対応 コスパ○ |
Hulu | 月933円 | 2週間 | 5万本 | 日テレ系サービス 国内コンテンツが充実 |
Netflix | [SD] 月650円 [HD] 月950円 [4K] 月1,450円 | 1か月 | 非公開(数千本) | 3つの料金プラン オリジナルドラマが充実 4K画質対応 |
U-NEXT | 都度課金 月1,990円 | 31日間 | 12万本以上 8万本見放題 | 雑誌70誌以上 読み放題 毎月1,200円分のポイント 4K画質対応 |
楽天TV | 都度課金 月2,149円(税込) | 31日間 | 18万本 4万本見放題 | 楽天ポイント利用可能 様々な見放題サービス |
dTV | 月500円 | 31日間 | 12万本 | ドコモじゃなくてもOK 4K画質対応 コスパ○ |
見放題のキャッチコピー
dTV
「話題の映画やドラマ、アニメ、オリジナル作品、人気アーティストのミュージックビデオやライブ映像、カラオケ、マンガまで多彩な18ジャンル・約12万作品」
U-NEXT
「見放題作品はもちろん、公開・放送されたばかりの最新作も充実!全11の多様なジャンルから、合わせて120,000本以上のラインアップをご用意」
Hulu
「人気映画やドラマ50,000本が見放題」
Amazonビデオ
「Prime Videoは、Amazon.co.jpまたは対応デバイスから、豊富なセレクションのデジタルビデオをお楽しみいただけるサービス」
Netflix
「受賞作品を含む数々のTV番組、映画、ドキュメンタリー等を視聴できる動画配信サービス」
楽天TV
映画・ドラマ・アニメ・アダルト厳選40,000本が見放題
画質、最高画質や通常視聴時の画質について
4K (2160p)
Amazonプラムビデオ、dTV、Netflix (プレミアム)、U-NEXT
フルHD (1080p)
Hulu、Netflix (スタンダード)、楽天TV
SD (480p)
Netflix (ベーシック)
一般的なコンテンツ視聴時の画質
すべての作品が最高画質に対応しているわけではなく(徐々に増加中)、また利用しているインターネット回線速度や端末によっても画質は異なります。一般的な視聴時の画質の目安は次のようになっています。
SD(480p)~フルHD(1080p)
U-NEXT、Netflix (スタンダード、プレミアム)、Amazonプライムビデオ
SD(480p)~HD(720p)
Hulu、dTV、楽天TV
SD(480p)
Netflix (ベーシック)
画質の参考
SD画質または標準画質:720×480(480p)、DVD品質
HD画質(ハイビジョン):1280×720(720p)(100万画素)
フルHD画質:1920×1080(1080p)(207万画素)、Blue-ray品質
4K画質:4096×2160 または 3840×2160(2160p)(829万画素)
ちなみに現在の地デジ、地上波デジタル放送の解像度は1440×1080i(末尾iは、1枚の画像を飛び飛びで表示するインターレース方式を指しています。一方のpというのはプログレッシブ方式。画像を構成する走査線がインターレースの2倍となるため、ぶれのない鮮明な画像で見ることができます)。BS放送も4K対応の準備のために1440×1080iとなってしまいました(従来は1920×1080i)。
対応デバイス
基本的にはどのサービスもPC/Macやスマートフォン、タブレットなどに対応。
一部、家庭用ゲーム機でも視聴することができます。
たとえば Wii U なら「Amazonビデオ」「Hulu」「Netflix」「楽天TV」に対応。PlayStation 4なら「Amazonビデオ」「Hulu」「Netflix」「楽天TV」「U-NEXT」に加えて、スポーツ配信の「DAZN」なども視聴できます。
TVで見るときに必要なもの
動画配信サービスは、テレビで見ることも可能です。最近はこれらの配信サービスがメジャーになってきたので、新しいテレビを買うと、予めアプリや機能が組み込まれていたりもします。テレビにアプリや機能が入っていなくても、対応機器を買うことで、テレビの大画面で動画サービスを楽しむことができます。
テレビで動画配信サービスを視聴する際に必要となるのは、対応端末とインターネット接続環境。
対応端末で楽しむ
Amazon Fire TV / Fire TV Stick
動画配信サービスをテレビで楽しむためのストリーミング端末で有名なのは、Amazonの「Fire TV / Fire TV Stick」です。「Fire TV」の方がよりパワフルで、4K・HDR再生に対応していますが、安価にはじめたい場合は「Fire TV Stick」でも問題ありません。
接続方法は簡単。テレビのHDMI端子にこれら機器を接続し、Wi-FiにつなぐだけでOK。あとはリモコンから見たいサービスにアクセスするだけ。
Apple TV
アップルのセットトップボックス「Apple TV」も各種動画サービスに対応しています(Amazonビデオは非対応)。
Apple TVはMacやiOSデバイスとの連携に優れているのが大きな利点。端末の画面を他の端末で表示する「AirPlay」が簡単に行えたり、iTunesのコンテンツを他端末でストリーミング再生する「ホームシェアリング」が容易だったりと、アップル製品に囲まれた暮らしをしている人ほど便利に使える機器。iCloudの写真やビデオを共有したり、Apple Musicを再生したり。Siriによる操作も行えます。
またApple TV用のアプリも配信されていて、ゲームをダウンロードして遊んだりも。
ゲーム機で楽しむ
前述のように、家庭用ゲーム機も動画配信サービスに対応していたりします。Wii Uなら手元のコントローラーに画面が付いているので、2画面を活用した操作が可能ですし、対応サービスの多いPS4ならよりパワフルなメディア端末にもなります。
主要サービスの概要
Amazonビデオ
配信本数:5万本以上(うち2万5000本程度が見放題)
最高画質:4K(一部)
通常画質:SD(480p) 〜 フルHD(1080p)
Amazonプライム特典の1つ。会員(年会費3,900円または月会費400円)であれば、追加料金無しで利用可能。
- Amazonプライム会員なら追加料金無しで利用可能
- 2万5,000本以上
- 配送オプションや100万曲以上が聴き放題のPrime Musicなどその他特典
dTV
配信本数:12万本
最高画質:4K(ごく一部)
通常画質:SD(720p) 〜 HD (720p)
- ドコモユーザー以外でも登録可能
- 配信12万本
- 月額500円でコスパよし
Hulu
配信本数:5万本
最高画質:フルHD(1080p)
通常画質:SD(480p)〜HD(720p)
- 2014年から日テレグループとなり、国内コンテンツが充実
- リアルタイム配信も増加(FOX、ナショジオ、MTV MIX、BBC、CNN、ニコロデオンなど)
- 海外ドラマ多数
U-NEXT
配信本数:12万本(うち8万本が見放題)
最高画質:4K(一部)
通常画質:SD(480p)〜フルHD(1080p)
月額1,990円と他サービスに比べて割高な料金であるものの、毎月1,200円分のポイント付与があり、新作を購入可能。電子書籍雑誌の読み放題も。
- 毎月1,200円分のポイント
- 新作への対応も早い
- 雑誌70誌以上が読み放題
Netflix
配信本数:非公開(数千本)
最高画質:4K(一部)
通常画質:SD(480p) 〜 フルHD(1080p)
- 選べる3つの料金プラン[SD画質のベーシック(650円)/HD画質のスタンダード(950円)/4K対応のプレミアム(1450円)]
- オリジナルドラマなど独自コンテンツが充実
楽天TV:RakutenTV(旧楽天SHOWTIME)
配信本数:約18万本(見放題は厳選4万本)
最高画質:フルHD(1080p)
通常画質:SD(480p)〜HD(720p)
- 楽天グループの動画配信サービス
- 楽天スーパーポイントを利用可能
- 4万本が見放題のプレミアム見放題の他にも、様々な見放題プランあり