【比較】「Audible」と「audiobook.jp」を利用して感じた特徴や使い勝手の違いなど、2つのオーディオブックサービス


audiobook.jpとaudibleの違い・比較

 

耳で楽しむ読書「オーディオブック」サービスが広まっています。運転中であったり満員の電車内などで本やスマホの画面を見られない時や、作業中で手が離せない時でも読書を楽しむことができます。読みたい本があるけれどまとまった時間を取れない。インプットを増やしたい。といったときにも便利です。

国内ではオトバンクが展開している「audiobook.jp (旧FeBe)」と、Amazonグループの「Audible」が有名。それぞれの料金や書籍のラインナップ、アプリの使い勝手などを、実際に体験してみました。

2大オーディオブックサービスを聴き比べ

Audible について

「Audible」はドナルド・カッツ氏によって1995年に設立されたオーディオブックサービス。2008年にAmazonグループ傘下となり、日本では2015年に、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリアに次ぐ6つめの国としてサービスがはじまりました。2018年よりAmazon傘下となり、いくつかサービス変更を経て今に至ります。

料金は月額1,500円。初回30日間は無料体験が可能です。

有料会員になると、プロの声優や俳優、ナレーターの朗読で20万以上の作品を聴き放題で楽しむことができます。また、Audibleでしか聴けない本やここだけのポッドキャスト配信も。

会員特典

現行Audibleシステム下での会員特典をまとめておきます。

  • 月額料金 1,500 円
  • 初回 30 日間は無料体験
  • 20万以上の対象作品が聴き放題
  • 30%OFFの優待価格で単品購入可能
  • 気に入った作品をダウンロードして、オフラインでも楽しめる(アプリ)

本は、聴こう。Audible(オーディブル) | Amazon.co.jp

audiobook.jp について

「audiobook.jp」はオーディオブックの製作・販売・管理を行うオトバンクが運営する、登録者数30万人以上の日本最大級のオーディオブックサービス。

以前は「FeBe」で知られていましたが、2018年3月19日より「audiobook.jp」へとリニューアル。配信ラインナップの一部が聴き放題となる「聴き放題」プランが導入されました。

シチュエーション・テーマ別にオーディオブックをまとめた「ブックリスト」も続々と公開されています。

audiobook.jpでは、本の世界観を表現するために工夫を凝らしたオーディオブックが多数配信されています。本を原作とした映画のように、読書とはまた異なる体験を楽しむことができます。ポッドキャスト『新刊JP』を展開していた関係か、ビジネス書関連も多い印象です。

特徴

audiobook.jp サービスの特徴をまとめています。

  • オトバンクが提供するオーディオブックサービス
  • 配信タイトルのうち、約15,000点が聴き放題
  • 月額プラン 1,330円 / 年額プラン 9,990円(月833円相当)
  • 期間限定作品や新作が続々追加

アプリ

再生部分に関してはどちらのサービスのアプリも再生速度を変えられるようになっていて便利。audiobook.jpのアプリは0.1倍刻みで0.5倍速〜4.0倍速再生までに対応。Audibleは0.5倍〜3.5倍速再生まで対応しています。

どちらもダウンロード再生に対応。

Audibleは「車載モード」でシンプル画面にすることができます。大きいボタンで操作がラクラク。タイマーやブックマーク機能も。

サービス概要比較

Audible audiobook.jp
料金1,500円/月
1,330円/月
9,990円/年
聴き放題200,000以上15,000以上
単品購入
無料体験30日14日
決済方法クレジットカード単品購入の場合:
・クレジットカード
・d払い
・ソフトバンクまとめて支払い・ワイモバイルまとめて支払い
・auかんたん決済

月額サービスの場合:
・クレジットカード
・d払い
・ソフトバンクまとめて支払い/ワイモバイルまとめて支払い
・App Store 決済
・Google Pay 決済
オフライン再生
再生速度変更
Audible audiobook.jp

オーディオブックで読書、の感想

本や電子書籍でも読書をするわけですが、最近は集中して読める時間を確保することが難しくなってきました。オーディオブックであれば、音で情報が入ってくるので目と手が空きますし、音楽やラジオを聴くようにして読書をすることができます。ながら聴きができる点は便利です。

難点としては、ふと聞き流し過ぎてしまうのと、読み終えるまでに時間がかかるところですね。

聞き流してしまうといっても、普通に読書をしていても目が滑ることはままあるので、オーディオブックだから情報が入ってこないというのとは違うのかなと感じます。音声コンテンツのメリットとして繰り返し読む(聴く)ことのハードルが低いこと。好きな歌の歌詞を覚えるように、何度も繰り返して聴くことで徐々に内容を覚えることができます。

また再生速度を変えられるので(さすがに3倍とか4倍とかになると聞き取れませんが)、2度目以降は少し再生速度を上げて聴くようにしています。ただどうしても普通に読むことに比べると、最初から最後まで聴き終えるまでに時間はかかりますけれど。

それと、ビジネス書などで図・表が多く出てくる本は、あまりオーディオブックに向いているとはいえないですね。まあ仕方ないことですけれど。親切なオーディオブックだと資料が付属されていることがあるので、ライブラリーから資料データを見ながら聴くことができます。

逆に自分の頭に世界を想像できる小説はナレーターとの相性もありますけれど聴いていて楽しいですね。

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