今年もE3が近づいてきました。開発者のひとつの発言から期待が膨らみ、噂や憶測が飛び交う時期でもあります。あるいは、直接的な話が無かったとしても。
任天堂の春の注目作、『Splatoon(スプラトゥーン)』でプロデューサーを務めた野上恒氏は以前、『どうぶつの森』シリーズのディレクターを担当。そうした経験もあり、イカに関するインタビューの中で『どうぶつの森 for Wii U』について訊かれた野上氏は、「このタイミングで私から答えるのは難しい質問。それが我々から今答えられる全てですね」と回答。
任天堂公式から何も発表されていないわけですから、普通にこう切り返されるわけですが、しかし回答はそれでは終わらず。
野上氏は続けて、3DS向けに発表された『どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー』を引き合いに出し、「先日の3DS向けの『どうぶつの森』プロダクトの発表をご覧になったかもしれませんね…それを質問に対する答えの最後に付け加えて置きます」となんだか含みのある発言。
『どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー』は、どうぶつたちの部屋づくりに特化したソフト。どうぶつたちからイメージを聞いて、希望に沿った部屋全体のコーディネートを提案して遊ぶというもの。
合わせて発売されるカード型『amiibo』に対応しており、カードに描かれたどうぶつの部屋を作ったり、完成した部屋に別のどうぶつを呼んで、交流する様子を眺めたり、写真を撮ることができます。たとえば、どうぶつたちの描かれたカード型『amiibo』も含めて、シリーズのその先を見据えて制作されているのだとしたら、単体の連動とは違った魅力が見えてくるのかもしれません。