11月13日に、リンクやタヌキマリオなどを含む3キャラクター、4マシン、8コースの有料DLC第1弾が任天堂からリリースとなったWii U『マリオカート8』。第1弾が2014年11月、第2弾は2015年5月末までに配信予定と、配信まで間隔が空きますが、DLCの開発が実際にスタートしたのは製品が発売されてからだといいます。
IGNのメールインタビューに応じた任天堂の矢吹光佑氏(『マリオカート8』ディレクター)によると、任天堂は『マリオカート8』の開発中に、既に追加コンテンツについては検討しはじめていたものの、実際に開発がスタートしたのは製品版が発売された後になってからでした。
第2弾の配信はソフト発売からおおよそ1年後ということになりますが、「洗練された、高品質なコンテンツを制作するには十分な開発期間が必要なんです。有料DLC第2弾は半年ほどお待たせすることになりますが、間違いなく非常に満足できるDLCを提供できると思っていますので、配信までお待ちいただければと思います」と矢吹氏。
『どうぶつの森』コラボが実現する第2弾で発表されているのは、第1弾と同じボリュームの3キャラ(しずえ、むらびと、骨クッパ)、4マシン、8コース(ぶつ森モチーフなど)ですが、それ以外にもゲーム内容の追加や更新を期待できるでしょうか。
IGNは他にも幾つか矢吹氏に質問。DLCへのアプローチに関して矢吹氏は、ソフトの寿命を伸ばすことに効果的であったり、長く遊びたいファンにとっても嬉しいことだと考えている事。しかしながら、あくまでパッケージソフトとして出す製品版を十分なボリューム、クオリティで仕上げる事が最優先事項なんですと返答。そうした理由から、DLCの開発に着手したのは製品版が完成した後になってからだとのこと。
『マリオカート』の世界に、他フランチャイズのキャラクターやコースといった要素が追加された理由については、DLCを制作するのであれば、その内容は新鮮で特別なものにしたかったと矢吹氏。
そこで、従来のマリオユニバースの枠を越えてのキャラクターやマシン、コースを借りてくるアイデアが生まれたのだといいます。今回の試みでは、『マリオカート』らしさを保ちながら他フランチャイズの世界観を取り入れることができたと手応えも。
第2弾以降のさらなるDLCや、対応amiiboの追加なども気になるところですが、こちらは今の段階で発表できるものはないとのこと。