任天堂の右腕レトロスタジオ開発の最新作として2014年2月にいよいよ発売予定のWii U『ドンキーコング トロピカルフリーズ』ですが、最新のインタビューから、レトロスタジオのもう1つの代表的なシリーズである『メトロイドプライム』の経験が、ジャンルが異なりながらも応用されていることが明らかになっています。
「我々が開発するどのゲームでも、より上手くやれています。その意味では、『メトロイドプライム』シリーズの開発で得た経験はとても貴重なものでした。
具体的に、3Dに対する2Dの質問にお答えすると、気が付いていないかも知れませんが、我々は『ドンキーコング リターンズ』や『ドンキーコング トロピカルフリーズ』のレベルデザインを、『メトロイドプライム』でやったことと同じ方法で構築しています。
ただ、『ドンキーコング リターンズ』や『ドンキーコング トロピカルフリーズ』のステージは、ずっと大きくて詳細ですけれど。
我々は『メトロイドプライム』のエンジンやツールを『ドンキーコング リターンズ』の開発に使用していて、もっと言うと『メトロイドプライム』で得られた経験をダイレクトに応用しているんです」
レトロスタジオの社長兼CEOを務めるMichael Kelbaugh氏は、Games誌のインタビューの中で、『メトロイドプライム』の開発経験は『ドンキーコング』シリーズに反映されているんだと説明しました。
2Dアクションの『ドンキーコング』と一人称視点のアドベンチャーの『メトロイドプライム』という、ジャンルの異なる2シリーズですが、それぞれの経験がレトロの血となり肉となり、新作に活かされている話はなかなか興味深いところ。仮に次回作が『メトロイドプライム』シリーズになるのだとすれば、『ドンキーコング リターンズ/トロピカルフリーズ』の息吹をどこかに感じられる作風になるのかもしれません。