EurogamerによるGame of The Year 2013が発表され、Wii U『スーパーマリオ 3Dワールド』が選出されたことが明らかになりました。
「実際の所、『スーパーマリオ 3Dワールド』はどの3Dマリオよりも遊んでいて楽しいゲームです。『スーパーマリオ64』や『スーパーマリオサンシャイン』は、何度も同じマップに赴く構造になっていて、それが退屈に感じていたし、『スーパーマリオギャラクシー』ではそれが幾分改善されたとはいえ、基本的なルールは変わりません。『スーパーマリオ 3Dワールド』はその点が変更されています。『2Dマリオ』シリーズのとっつきやすさと、現行据置機向けの『3Dマリオ』の輝きが融合しているのです」
Eurogamerはまた、ソフトウェアの品質で見れば、2013年の任天堂は華々しい1年であったと、EDGEが任天堂を2013年のPublisher of the Yearに選出したことに同調。『ファイアーエムブレム 覚醒』『ポケモンXY』『ゼルダの伝説神々のトライフォース2』などのあった3DSはもとより、Wii Uにも『ピクミン3』が凱旋を果たし、『The Wonderful 101』のようにクリエイティブなゲームも発売されたとしています。
スーパーマリオ 3Dワールド 紹介映像
任天堂ソフトのクオリティは決して低くないものの、しかしそれがハード売上に繋がっていないのがWii Uの辛いところで、キラータイトルが控える2014年はハードのセールスも上向きにしていきたいところ。
Eurogamerが言う『2Dマリオ』に寄ったルールの変化で間口が広がったことに異論はありません。ただ、そうであれば、せっかく『2Dマリオ』と『3Dマリオ』とがあるのだから、『2Dマリオ』系統である『New スーパーマリオ』シリーズにもう少し立体的な演出を組み込んで(『ドンキーコング リターンズ』『トロピカルフリーズ』や『星のカービィ トリプルデラックス』のような)、『3Dマリオ』は明確に方向性を区別してもらいたいなあなどと、『スーパーマリオ64』や『スーパーマリオサンシャイン』路線が好きなユーザーの僕は思ったりしています。任天堂は2D路線と3D路線を近づけたがっていますが、違っていいじゃないかと。