任天堂の岩田社長は第2四半期決算説明会質疑応答の中で、ソフトメーカーとの協力関係強化について、他社と同じような金銭面でのアプローチは行わない考えを明らかにしました。
Q5に対する回答の中で述べたもので、岩田社長は、「自社で一定のソフトラインアップを作り得る、任天堂のようなソフト開発リソースがある会社が考えること」と、「そうでない会社さんが考えること」は違って当然ではないかと思いますとした上で、故・山内元社長の「娯楽では、よそと同じことをするのが一番いかん」という哲学を引き合いにだし、他社を追従する思考は任天堂が最も避けたいと思っていると述べました。
ソフトメーカーとの関係強化については、任天堂も勿論積極的に行って行きたいところでしょうが、多額の金銭サポートを行う他社と同じ事をすると、価格競争的なアプローチが際限なく続いていく事になります。任天堂はそこから一線を画した上で、ソフトメーカーと協力し合える関係を作っていきたいとのこと。
コンテンツが省かれたり、DLCが用意されなかったり、そもそもマルチプラットフォームに加われないといったことが早くも目立つWii Uですが、任天堂なりのやり方で今後改善していけるでしょうか。