多人数で遊ぶタイトルが多く、今年の年末まではファミリー向けの傾向が強い任天堂のWii Uソフトラインナップですが、来年には任天堂ファンの中でもコアな層に訴求するタイトルが複数発売される見込みです。
第2四半期決算説明会の質疑応答の中で岩田社長は今年年末のWii Uソフトラインナップについて、“「ご家族のみなさんで遊んでいただくのに適したソフト」が充実していると思います”と語り、来年になると“任天堂がWii U向けに用意している「ゲーム上級者の方々に強くアピールするようなソフト」が複数あるのですが”と続けました。
これは、この年末に他社からも次世代機が登場してくる中で、Wii Uのマーケティングをどう行っていくのかという質問に対する回答の一部として岩田社長が答えたもので、この年末に任天堂が提案するWii Uラインナップは、必ずしも他社の初期ターゲットとは競合していないというもの。
任天堂はWiiで成功した『Wii○○』シリーズの新作を3作同時に投入するなど、テレビがSDからHDへ置き換えられたように、WiiからWii Uへの買い換えを促進するプロモーションを展開しています。
Wii時代にもシングルプレイ用のソフトは複数発売されていますが、リリース間隔が空く事もあって、コアユーザーを呼び込みつなぎ止めることはできませんでした。
今のところ2014年発売が明らかになっているタイトルとしては『マリオカート8』『ドンキーコング トロピカルフリーズ』『ベヨネッタ2』『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』『モノリスソフト最新作』があります。