任天堂の宮本茂氏は最新のインタビューの中で、Wii U『スーパーマリオ 3Dワールド』が『3Dマリオ』の方向を決定付けるわけではなく、今後の可能性として『スーパーマリオギャラクシー』のようなスタイルの新作を開発する可能性もあるとコメントしています。
宮本氏は以前にも「1人用のマリオ体験にも、任天堂が追究できる可能性がまだ多くある」とコメントしており、『3Dランド』系統が『3Dマリオ』の到達点ではないとしています。
「任天堂は『スーパーマリオ 3Dワールド』でマリオのアクションタイトルのこれからを定義しようと提案するわけではないんです。
むしろ、僕たちはマリオに取り入れることのできる楽しい新要素を見つけようとトライしているところで。なので、例えばですが『スーパーマリオギャラクシー』の流れにあるゲームをさらに開発する可能性もあるでしょう。僕たちが今回『スーパーマリオ 3Dワールド』で達成しようとしているのは、『3Dマリオ』シリーズの新規プレイヤーのために、良いエントリポイントを作る事なんです」
Wiiで展開された『スーパーマリオギャラクシー』シリーズは、2007年に『1』が、2010年に『2』が発売された、主に1人用の『3Dマリオ』シリーズ。球体ステージを伴う重力アクションとアイデア満載のギミックが高い評価を得ています。
一例として『スーパーマリオギャラクシー』の名が挙がりましたが、『マリギャラ』シリーズはどちらかというと、後の『3Dランド』や今回の『3Dワールド』に繋がる点も多い、ゴールまでの道筋が見える『3Dマリオ』でした。
なので『3Dマリオ』の別系統があるのであれば、『スーパーマリオ64』や『スーパーマリオサンシャイン』のような、マップにゴールが点在してそれをマリオアクションでどう獲得しようか試行錯誤するあの形を、是非もう一度トライしてもらいたいなと個人的には思っています。