横スクロールアクションの『2Dマリオ』、『New スーパーマリオブラザーズ』シリーズに続いて『3Dマリオ』の最新作『スーパーマリオ 3Dワールド』においてもマルチプレイを強調している任天堂ですが、宮本茂氏によれば、任天堂は『3Dスーパーマリオ』シリーズのより幅広いユーザーへのリーチを考えている一方で、『スーパーマリオギャラクシー』のようなシングルプレイ、1人用『マリオ』タイトルの開発を否定してません。
E3期間に行なわれたというGame Informerのロングインタビューの中で、『3Dマリオ』について訊かれたマリオシリーズ生みの親である宮本氏は、まずWii U『スーパーマリオ 3Dワールド』について、『スーパーマリオギャラクシー』のようなオープンさと『New スーパーマリオブラザーズ』シリーズのように幅広いユーザーへ訴求できるバランスを持つ『3Dランド』をWii Uでさらに発展させる意味で今回選択したと説明。
ただ、このまま『マリオ』シリーズが2D版も3D版もマルチプレイを強調したフランチャイズになっていくのかというとそういうわけでもないようで、宮本氏は「1人用のマリオ体験にも、我々が追究できる可能性がまだ多くあるので、任天堂が再び1人用マリオに立ち返る日もくるのではと思います」ともコメントしています。
マルチプレイ前提のデザインでは、1人で遊んだときに完全な魅力を体験できませんし、シングルプレイならではのダイナミックな設計やアイデアで驚きを与えてくれる、任天堂渾身のシングルプレイ『スーパーマリオ』を見てみたいものです。