『スーパーマリオ 3Dワールド』マルチプレイはオンラインなし、ローカルの遊びにフォーカス


 

Web版TIME誌にて、Wii U『スーパーマリオ 3Dワールド』でディレクターを務める林田宏一氏とプロデューサーの小泉歓晃氏へのインタビューが掲載され、『3Dワールド』でオンラインマルチプレイを見送った理由などが語られています。


『大乱闘スマッシュブラザーズ』や『マリオカート』ではオンラインマルチプレイを導入している一方で、任天堂は『Wiiスポーツ』や『Newスーパーマリオブラザーズ』、『ニンテンドーランド』でローカルマルチプレイを採用しいます。同じ空間でゲームを楽しんだり、あるいはその様子を端から見ることによるリアクションも、ゲーム体験の一部として組み込まれています。

『3Dスーパーマリオ』最新作として発表された『スーパーマリオ 3Dワールド』も、後者側のソフトとして、オンラインマルチではなくローカルマルチプレイが実装されます。

インタビューでは、Wii U『スーパーマリオ 3Dワールド』がオンラインマルチプレイを見送った理由について、林田Dは「一緒に遊んでいるユーザーが見えることにフォーカスしたかった」こと、小泉Pからは「2つのコントローラが接続されていて、物理的に近い位置で遊んだファミコンの初代『スーパーマリオブラザーズ』と同じ類のフィーリングを、『3Dマリオ』でも実現したかった」ことが挙げられています。

また林田氏は、子供たちと遊ぶ際の楽しさを『3Dマリオ』にも持ち込み、『3Dワールド』でさらに拡張したかったという父親目線の思いもコメント。

「僕は子供達と一緒にゲームを本当に楽しんできました。『スーパーマリオギャラクシー』では、僕たちはアシストプレイを導入しまして、このシステムは『3Dマリオ』で同時マルチプレイを実装した初の機会でした。今回、子供達と一緒に体験出来る事をわくわくしながら楽しみにしています」

小泉氏は初心者向けキャラとしてピーチを採用したことで、マリオアクションの苦手な女性たちにも触れてもらえる事を期待しているようです。

「今回は、ピーチが操作キャラクターとして収録されているので、ユーザーがガールフレンドと一緒に遊ぶこともできるのではないかと期待しています。おそらく、そのガールフレンドの何割かは、扱いやすいキャラクターとしてピーチを見つけるでしょう。あるいは恋人じゃなくてあなたの奥さんでも同様に」

マリオのマルチプレイの場合、基本は協力プレイになるので(その上でちょっと邪魔をしたり、いたずらしたり)、直接他プレイヤーの反応を見られるローカルマルチプレイを重視するのは理解できます。とはいえ、競争するようなモードや要素もありますからね。顔の見えるところでワイワイだけではなく、世界中のプレイヤーとオンラインでガチ対戦を楽しみたかったりもしますね。

林田氏曰く「『3Dマリオ』の集大成」なWii U『スーパーマリオ 3Dワールド』は、欧米で2013年12月、国内は2013年末の発売予定です。

Wii U プレミアムセット shiro (WUP-S-WAFC) / 任天堂
Wii U プレミアムセット
メーカー: 任天堂
発売日: 2012年12月8日
保存領域: 8GB(ベーシック)/32GB(プレミアム)

この記事をシェアする

Next

Previous