2013 年に Wii U 用ソフトとして発売された『スーパーマリオ 3Dワールド』が、新要素を加えた『スーパーマリオ 3D ワールド + フューリーワールド』(Super Mario 3D World + Bowser’s Fury)として Nintendo Switch に登場。
発売日は 2021 年 2 月 12 日。価格は 6,578円(税込)。
Wii U 版と Nintendo Switch 版はどこが変わったのか。変更点や進化したポイントについて解説しています。
Contents
『スーパーマリオ 3Dワールド』が新要素を加えて再登場
『スーパーマリオ 3Dワールド』は、3Dマリオでありながら2Dマリオを遊んでいる感覚でプレイできる『スーパーマリオ 3Dランド』(2011年、ニンテンドー3DS)を、さらに遊びやすく発展させたタイトルです。
マリオ、ルイージ、ピーチ、キノピオ、さらに5人目のキャラクターとしてロゼッタも登場し、仕掛けいっぱいのステージを進んでいきます。
ネコマリオも初登場。
ステージは3Dで描かれており、3Dマリオらしい探索要素もあるものの、基本的に進む方向が明確で迷わない設計。遊んでいる感覚は2Dマリオに近いものとなっています。またゴール地点には、2Dマリオ初期のようにゴールポールも設置されています。
最大4人プレイに対応
最大4人のマルチプレイに対応し、みなでわいわい遊べるのも『スーパーマリオ 3Dワールド』の特徴のひとつ。
ステージ攻略のために協力したり、あるいはより高スコアを目指して邪魔しあったりといったことを、3Dマリオのなかで楽しむことができます。
- 3Dだけど2D感覚で遊べるコースクリア型のマリオ本編
- 最大4人プレイに対応
- ローカルでもオンラインでも皆で遊べる
Nintendo Switch 版の特徴、Wii U版からの変更点
スイッチ版ではもともとのゲームの良さはそのままに、移動速度がアップしていたり、ジャイロ操作に対応するなど遊びやすさに改良が加えられています。ネコマリオの壁のぼりや、とびつきの滞空時間も長くなっているとか。
これでより高速なコースクリアも可能になりました。
さらにマルチプレイはオンラインにも対応。Wii U版と同じようにローカルでマルチプレイを楽しめるだけでなく、離れた友人とも一緒に遊ぶことができます。
解像度・フレームレート
3Dワールド Wii U版 | 3Dワールド Switch版 | フューリーワールド | |
---|---|---|---|
解像度 | 720p | TVモード : 1080p 携帯モード : 720p | 720p |
フレームレート | 60fps | 60fps | TVモード : 60fps 携帯モード : 30fps |
プレイ人数 | 1-4人 | 1-4人 | 1-2人 |
ローカル通信プレイ | 2-4人 | ||
オンラインプレイ | 2-4人 |
Wii U版『スーパーマリオ 3Dワールド』は720p/60fpsで動作。Nintendo Switch版『スーパーマリオ 3Dワールド』は解像度が上がり1080p/60fpsで遊ぶことができます。テーブルモード・携帯モード時はSwich本体のディスプレイ解像度にあわせて720pに。
『フューリーワールド』でも1080pを維持できればよかったのですが、『3Dワールド』のエンジンで巨大な箱庭ステージを描写している関係か、『3Dワールド』プレイ時よりも解像度がやや下がるようです。またテーブルモード・携帯モード時のフレームレートは30fpsに。
追加要素 “フューリーワールド” とは?
スイッチ版では、Wii U 版にはなかった新モード「フューリーワールド」が収録。『スーパーマリオ 3Dワールド』とは別のモードで、タイトル画面から選択していつでも開始することができます。
巨大な箱庭ステージ「ネコの国」が舞台
『フューリーワールド』モードは、コースクリア型の『3Dワールド』とは異なり、大きな湖に島々が浮かぶ、自由に歩き回れる巨大な箱庭ステージ「ネコの国」全体が舞台になっています。
そのサイズは『スーパーマリオ オデッセイ』の王国1つに近く、しかしより大きさを感じられる規模感。この巨大な箱庭のなかにいろいろなセクションがシームレスに存在しています。
マリオは凶暴になったクッパを元に戻すため、クッパJr.を相棒に、ネコの国に散らばる「ネコシャイン」を集める冒険に出ることになります。
単一のフィールドとしてはマリオ史上最大の広さを誇る、『スーパーマリオ 3Dワールド』のプレイスタイルを採用した『スーパーマリオ オデッセイ』のような探索アクションです。
クッパJr.と一緒に冒険
『フューリーワールド』モードでのマリオの相棒は、いつもは敵としてマリオの前に立ちはだかるクッパJr.。クッパJr.は、援護をしたり、アイテムを取ったり、マリオのそばで「おたすけ」してくれます。おたすけ具合は3段階から設定可能。
Joy-Con をおすそわけして、それぞれを操作して2人で協力して遊ぶことも可能です(※「フューリーワールド」は、ローカル通信・オンラインプレイに対応していません)。
フューリークッパ
ネコの国では一定時間が経過すると、穏やかな世界が一変。激しい暴風雨の中、巨大な「フューリークッパ」が登場します。口から炎を吐いたり、飛ばしてくるトゲで地形を変化させたりなど、いつものクッパとは異なる超強力な攻撃がマリオたちを苦しめます。かわいらしいネコたちも凶暴になり、マリオたちに襲いかかります。
フューリークッパはしばらくすると姿を消し、ネコの国につかの間の平和が訪れます。「フューリーワールド」は、この平和な状態と、迫りくるフューリークッパの出現が、絶え間なく交互にやってくるのが特徴となっています。
巨大な「ギガネコマリオ」で「フューリークッパ」に挑め
“怪物があらわれしとき、ギガベルも目覚める”
ネコ湖に伝わる伝説のアイテム「ギガベル」の力が、「フューリークッパ」に唯一対抗できる手段。とはいうものの、その大きな鐘「ギガベル」は絵の具で真っ黒。各地に散らばるネコシャインを集めることで「ギガベル」の封印を解くことができ、マリオは巨大な「ギガネコマリオ」に変身。
フューリークッパとギガネコマリオの、巨大な一騎打ちが始まります。
「スナップショットモード」が新搭載
『スーパーマリオ オデッセイ』で好評だったスナップショットモードが、『スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド』に新搭載。1人で遊んでいる時に、「スナップショットモード」を起動して、いつでも時を止めて自由に写真撮影が可能です。角度を変えたりズームやフィルターを使って、時分だけのオリジナル写真に仕上げましょう。
『3Dワールド』内で手に入れることができる「ハンコ」を押すことも。
ボリュームは?
米国公式サイトでは「短いけどアクション満載のスタンドアロンアドベンチャー」だと紹介。先行体験した海外メディアのプレビューによるとクリアまでに3時間、コンプリートまで6時間ほどだったそう。もちろんプレイ時間は人によって異なります。
- 巨大な「ネコの国」を舞台に、自由に歩きまわれる3Dアクション
- 最大2人プレイに対応。相棒クッパJr.と冒険
- ギガネコマリオでフューリークッパに挑む
amiiboに対応
ネコマリオタイムでもおなじみのネコマリオとネコピーチが『amiibo』に。『amiibo ネコマリオ』と『amiibo ネコピーチ』が同時発売。価格は各1,650円(税込)。
「ネコマリオ」「ネコピーチ」の効果
「ネコマリオ」のamiiboを使うと『スーパーマリオ 3Dワールド』『フューリーワールド』どちらでも無敵の「しろネコマリオ」に変身できるアイテムが出現します。
「ネコピーチ」のamiiboを使うと、『スーパーマリオ 3Dワールド』『フューリーワールド』どちらでもパワーアップアイテムがランダムで出現します。
クッパ、クッパJr.のamiibo
「クッパ」や「クッパJr.」のamiiboにも対応。
「クッパ」のamiiboをタッチすると、『スーパーマリオ 3Dワールド』では「スーパースター」が出現。『フューリーワールド』のときは「フューリーモード」が強制起動します。
「クッパJr.」のamiiboをタッチすると、『スーパーマリオ 3Dワールド』では「スーパースター」が出現。『フューリーワールド』では「POWブロック」と同様の衝撃波が発動します。
その他のamiibo
このほか、『スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド』はすべての amiibo に対応しています。
上記以外の『スーパーマリオ』シリーズに登場するキャラクターのamiiboをタッチすると、『スーパーマリオ 3Dワールド』『フューリーワールド』どちらでも「スーパースター」が出現します。
他のシリーズのキャラクターのamiiboをタッチすると、『スーパーマリオ 3Dワールド』では「1UPキノコ」が、『フューリーワールド』では「スーパーキノコ」が出現します。
- 『スーパーマリオ 3Dワールド』と『フューリーワールド』の2つの冒険を楽しめる
- 『フューリーワールド』は、巨大で凶暴化したクッパに挑む新モード
- 移動速度アップやジャイロ操作対応など、スイッチ向けに遊びやすく調整
- 『3Dワールド』は最大4人プレイ可能。オンラインプレイにも対応