CNN Moneyが「Wii Uが生き残るために任天堂がしなければならない、3つの事」というコラムで、海外でも勢いの落ちてきた任天堂の「Wii U」に求められる改善点を3つ指摘しています。
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価格の引き下げ(言うまでもなく)
Wii Uは標準モデル300ドルから始まり、そこから値段が上がっていきます。これが2001年だったとしたら、この価格をゲーマーは深く考えたりしないでしょう。
しかし、時代は変わりました。多くのトラディショナルなゲーマーやパブリッシャーが認めるか認めざるかにかかわらず、Apple iPhone/iPad、Google Androidデバイスのカジュアルゲームは、若いユーザーたちを取り込み続けています。
その証拠のための任天堂のボトムライン低下を、これ以上探す必要はないんです。
任天堂の岩田聡社長は最近、任天堂は既に原価を下回る価格でWii Uを販売しているため、近々野値下げの計画は無いと述べました。ですが、より魅力あるものとして販売していくために、iPad Miniの魅力的な329ドルに直面した場合は特に、価格引き下げのようなもっと抜本的対策がおそらく必要になります。
ファームウェアのアップグレード
昨年10月にWii Uをレビューしたとき、Wii Uについて好感を多く持っていました。長時間の酷いロード時間はそこにはありませんでした。ロード時間は依然として厄介です。
Wii Uのメインメニューでは、ゲームやアプリから切り替える時に、最高に速くて16秒、最悪だと28秒かかります(平均では20秒)。
大きなスキームでは長時間に聞こえないかもしれませんが、これらの秒数を全て加算していくと、ロード時間は果てしないものになります。他のユーザーも、このように苦悩する日本人女性に同意するでしょう。
既に発売から数年経っているソニーのプレイステーション3やマイクロソフトのXbox 360で、このように悩まされていることが無いと考えると、余計に弁解は出来ません。
任天堂はこの問題を認識しており、修正に取り組んでいると発表しました。しかしそれはすぐにはやってきません(任天堂は春と夏の2度のアップデートで改善すると発表)。
ゲーム開発の加速
新しいコンソールが発売されるとき、まとまった量のゲームは通常、多少の小康状態を経た後に揃いだします。Wii Uも違いはありません。しかしWii Uはさらに悪い事に、『ピクミン3』『Wonderful 101』『ゲーム&ワリオ』といった、幾つかの主要なゲームが2013年上半期へと延期されました。
Wii Uをこれらの前に売り込むのは難しく、今はなおさらですが、それでも楽しみに待つ必要がある場合の最善は、『LEGO City: Undercover』や他機種からの移植作『Need for Speed: Most Wanted』等があります。
『ゼルダの伝説』や『スターフォックス』、『メトロイド』はどこ?
任天堂ブランド特有のクラシックなフランチャイズは、消費者の購入意欲を最大にするに違いないのです。
「値下げ」「システムの改善」「ゲーム開発のスピードアップ」と、日本でも言われているようなことが並びました。
一番早い時期に行なわれそうで、かつ最重要なのは「システムの改善」と考えています。劇的に速くならない限りはこの先も言われ続けそうですが、Wii U OSは根幹のシステムなだけに、iOS 6のマップのように代替アプリを提案したりだとか、Googleの助けを待つことは出来ません。そういえば遅かったよねとあとで笑えるくらい、スピードアップを達成してもらいたいです。
値下げは今回、本当に暫くは無い気がしています。まずはソフトが出てこないことには話にならないからです。発表済みのタイトルを今度こそ定期的に発売し、勢いを回復させる事が先決だと思います。
それにしても『スターフォックス』に期待しているあたり、こういう記事を書いていながらも、この記者は実際かなりの任天堂ファンなのでは?などと感じるのでした。