コーエーテクモ、新作ソフト不振で下方修正も投資で補い純利益は増加


Rise of Ronin ライズ オブ ローニン

 

コーエーテクモホールディングスは2024年3月期通期の売上高・営業利益は予想を下回りそうだと発表しました。

売上高は期初予想から11.6%減の840億円、営業利益は同28%減の270億円。一方、経常利益は8.6%増の440億円、純利益は3.2%増の320億円を見込みます。

コエテク、24年3月期の新作ソフトが不振

売上高と営業利益の減少は、2024年3月期(2023年4月〜2024年3月)に発売したタイトルの一部が販売計画を下回ったことが原因。スマホ向けゲームの収益も不振だったとされます。待遇を手厚くした人件費の増加も利益を圧迫しました。一方、株高を背景に投資が好調だったことから経常利益や純利益は増益になるようです。

コーエーテクモの24年3月発売タイトルは『マリーのアトリエRemake ~ザールブルグの錬金術士~』『信長の野望・新生with パワーアップキット』『Fate/Samurai Remnant』『Rise of the Ronin(ライズオブローニン)』『Winning Post 10 2024』などがあります。

『ライズオブローニン』は、Team NINJA が手掛ける新作アクションRPG。300年近く続いた日本の江戸時代末期、「幕末」と呼ばれる変化の激しい時代を舞台にオープンワールドで描かれます。コーエーテクモが得意とする歴史に基づく世界観の中、斬新な戦闘アクションや自由に満ちたゲームプレイを通して、幕末を生きる Ronin(浪人)になりきる体験を楽しめます。

『ライズオブローニン』はまた、コーエーテクモがかねてより中期経営計画の目標のひとつとして掲げていた、世界 500 万本を狙う重要タイトルでもあります。PlayStation 5 独占タイトルで、パブリッシャーのソニー・インタラクティブエンタテインメントが開発段階から参画。販売・マーケティングにおいてもサポートしています。


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