2021年12月、現地法人を通じてタイ市場へ参入した任天堂。2023年3月に一部オンラインストアが閉鎖するなどビジネス縮小が懸念されていましたが、この地域でビジネスを拡大していく方針は変わっておらず、今では新たなパートナーが見つかったようです。
任天堂はタイで、ゲーム卸売大手の Synnex (Thailand) と提携したことを発表。両社は提携発表のイベントを開催しました。Synnex はタイにおける任天堂の公式フルサービス・ディストリビューターとなり、販売・マーケティング、さらにアフターサービスまで担当。ユーザーは製品購入時だけでなく購入した後も安心して利用できます。
Synnex のゲーム製品グループは60億バーツ規模(約250億円)の収益を上げており、うち70%以上がゲーミングPCのハードウェア・コンポーネントによるものだそう。今回任天堂と提携し Nintendo Switch のソフトとハードを販売することで Synnex はゲーム製品グループの売上高が20億バーツ(約83億円)向上すると見込んでいます。上半期の目標は7億バーツ(約29億円)。
ちなみに現在のタイのゲーム市場規模は年 700 億バーツ(約2,910億円)で、年間成長率は実に25%とのこと。ゲーム熱が高く、近年急拡大している市場のようです。
提携発表のグランドオープニングイベントでは『Nintendo Switch Sports』や『マリオカート8 デラックス』『マリオパーティ』『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』などのタイトルを体験することができたとのこと。