Ubisoft は2023年1月11日、3 つの未発表プロジェクトを中止したと発表しました。2022 年 7 月に 4 つのプロジェクト凍結に続くものです。市場環境やトレンドの変化に適応するため、自分たちのブランドとライブサービスを業界内で最もパワフルなものとするために注力していくと理由を説明しています。開発中の『Skull and Bones』に関しても再びの延期を発表しています。
Ubisoft はゲーム産業がプラットフォームやビジネスモデルを超えてメガブランドや世界中プレイヤーにリーチできる長寿命のタイトルにシフトし続けている中で、弊社は大きな課題に直面しているとコメント。
過去 4 年は Ubisoft 最大のブランドである『Assassin’s Creed』や『Far Cry』『Tom Clancy’s Ghost Recon』『Tom Clancy’s Rainbow Six』『Tom Clancy’s The Division』で、長期的に運営・収益を期待できるライブゲームの構築に取り組むなどしてトレンドに適応。グローバルブランドとしての基盤を整えてきました。
しかしこの間の投資段階からのゲームはまだ発売されておらず、一方で直近タイトルのローンチは期待ほど上手くいっていません。マクロ経済環境の悪化も影響して、2022年のホリデーシーズンの売上は低迷。特に本来であれば売上が伸びるはずの2022年12月最終週から2023年1月初旬にかけて予想を大幅に下回る結果となりました。期待に届かなかったタイトルとして『マリオ+ラビッツ ギャラクシーバトル』と『Just Dance 2023』が挙げられています。
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再延期が決まった『Skull and Bones』は次の会計年度(2023年4月〜2024年3月)の早い時期に発売予定。今期の売上には含まれず、業績下方修正の一因となっています。
ただ『Skull and Bones』がずれ込む2024年3月期は強力なラインナップとなる予定。『Assassin’s Creed Mirage』『Avatar: Frontiers of Pandora』のほか、大規模プロジェクトを含むまだ発表されていないプレミアムタイトルも控えているということです。また人気ブランドを活用した基本プレイ無料タイトルもいくつかサービス開始の予定です。