任天堂、ファミコン時代から続く旧知のソフト開発会社を子会社化


 

任天堂は 2022 年 2 月 24 日、ソフト開発会社の SRD (エス.アール.ディー)の株式のすべてを取得し、同社を完全子会社化すると発表しました。2022年4月1日に株式を取得します。買収額は非公表。業績に与える影響は軽微だとしています。

このタイミングで子会社化する理由について任天堂は、「ソフト開発のリソースを将来にわたって安定的に確保することができ、開発効率の向上も見込める」としています。

任天堂、約40年の関係をもつ SRD を子会社化

SRD は 1979 年 1 月 22 日設立のソフト開発会社。任天堂の開発力がまだ弱かったファミコン時代の頃から約 40 年、「ドンキーコング」「ゼルダの伝説」「スーパーマリオ」「スターフォックス」「どうぶつの森」など多くのタイトル開発で協業しています。

SRD の京都事務所は任天堂本社内に存在。最近でも『あつまれ どうぶつの森』や『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』『リングフィットアドベンチャー』『ナビつき!つくってわかる はじめてゲームプログラミング』などの Nintendo Switch ソフト開発に携わっています。2021年4月時点の社員数は139名。

SRD社長の中郷俊彦氏はプログラマーとして任天堂・宮本茂氏らとともに『ドンキーコング』(ファミコン版)や『スーパーマリオブラザーズ』『ゼルダの伝説』などを開発。近年のタイトルでもスーパーバイザーあるいはアドバイザーとしてクレジットされています。

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