2022 年 3 月で発売開始から 5 年が経過し、6 年目に入ってなお高い人気が続く任天堂の家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」(ニンテンドースイッチ)ですが、長引く半導体不足や供給網の混乱などが響き、2022年度(2023年3月期)は生産台数が減少する見通しであると日経が報じています。
スイッチの販売台数は 2021 年 3 月期に過去最大の 2,883 万台を記録。この勢いを受け任天堂は 2022 年 3 月期も当初、3,000 台前後の生産を計画していたといいます。ところが世界的な半導体不足を受け、生産見通しを 2 度下方修正。2022 年 3 月期は結局、2,300 万台程度で着地する見通しです。
半導体不足の長期化やロシアのウクライナ侵攻による世界的な供給網の混乱、スイッチ本体の多くを生産する中国での新型コロナの感染拡大など、2023 年 3 月期も不透明な状況が続きます。これら影響により 2023 年 3 月期のスイッチの生産台数は 2,000 万台前後となる見通しだとか。
通常 5 〜 6 年ほどで新世代へ切り替わる任天堂のゲーム機ですが、スイッチは発売 6 年目に入っても底堅い人気を保っています。2021 年のホリデーシーズン以降は需要に供給が追いつかず、年が明け 2022 年に入ってもアメリカや欧州を中心に世界各地域で品薄が続いています。
任天堂は 2022 年 5 月 10 日に 2022 年 3 月期の通期決算を発表予定。公式の販売計画はこの日に明らかになります。