任天堂は現在発売している家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」(ニンテンドースイッチ)ファミリーで採用している標準コントローラー「Joy-Con」(ジョイコン)について、スイッチの発売以降、継続的に改良に取り組んでいることを明らかにしました。
常に改良が進んだ最新版が、現在出荷されている Nintendo Switch ファミリーや単品販売の Joy-Con で採用されています。
任天堂公式サイトで公開された、任天堂のものづくりに対する考えやこだわりを開発者みずからの言葉で伝えるインタビュー企画「開発者に訊きました : Nintendo Switch(有機ELモデル)」の中で明らかになったもの。
今回のインタビュー出演は任天堂のハードウェア開発を担当する、技術開発本部の責任者である塩田興氏と、技術開発部の山下透氏。主に新発売となった「Nintendo Switch(有機ELモデル)」に関する話題ですが、終盤で「より良いゲーム体験を実現することに取り組み続ける」という話題になり、プレイヤーとゲームをつなぐコントローラー Joy-Con の改良にも言及。
山下氏によれば、任天堂の社内では Joy-Con の特にアナログスティックに関して発売以降も部品の継続的な改良を進めており、それは現在でも継続して取り組んでいることなのだそう。
Joy-Conにはさまざまな機能があり、それぞれは必ずしも目に見える改良とは限らないのですが、中でもアナログスティックは発売以降、部品を継続的に改良していって、現在も改良に取り組み続けています。
Joy-Conのアナログスティックは、世の中にある既製品の部品を使っているわけではなく、専用に設計した部品ですので、この改良にはかなりの検討を行っています。
さらに、信頼性試験自体も改良し、その新しい試験をクリアするよう、耐久性を向上させるための改良を加え続けました。
こうした一連の改良は効果が確かめられた段階で、その時に製造している本体同梱のJoy-Conや、Nintendo Switch Lite、単品で販売しているJoy-Conに、速やかに取り入れています。
一連の改良の効果が確かめられた段階で、そのときに製造している本体に同梱している Joy-Con や Nintendo Switch Lite、あるいは単品で販売している Joy-Con に速やかに取り入れているとのこと。修理についても、順次新しいバージョンの部品に置き換えていっているということです。
またこうした継続的な改良は Pro コントローラーでも行われているとのこと。
見た目に変更はない Joy-Con ですが、日々改良が行われ、その時提供できる最新の改良版が本体に同梱あるいは単品販売されています。
初期の Joy-Con は動作不良が起きやすいことが世界的に報告されていて、我が家も例外ではなく本体同梱のJoy-Conで、スティックが勝手に動く「Joy-Con ドリフト」と呼ばれる症状が発生。
何セットか新品を購入しています(高い…)。
現行モデルが初期型よりも耐摩耗性・耐久性が向上しているのであれば、壊れないようおそるおそるスティックを動かさなくても済むかもしれません。