マーベラスは2021年1月29日に発表した2021年3月期第3四半期決算のなかで、2020年11月に発売した PlayStation 4 / Nintendo Switch / PC ソフト『天穂のサクナヒメ』が世界85万本出荷を突破したと明らかにしました(2021年1月29日時点)。
また、Nintendo Switchソフトとして10月に発売した『ノーモア★ヒーローズ』および『ノーモア★ヒーローズ2 デスパレート・ストラグル』が北米・欧州で好調に推移したこともあわせて報告しています。
これらの結果、コンシューマ事業の売上高は前年同期と比較して1.4%増の88.3億円。セグメント利益は27.8%増の24.7億円を記録しました。
1-3月は Nintendo Switch 向けのシリーズ完全新作『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』が2月に発売予定(欧米は3月)。事前予約は好調だそうで、プロモーションを強化しシリーズ最高のヒットを狙うとしています。
100万本が見えてきた『天穂のサクナヒメ』に関しては1月よりTVCMを法則開始。さらなる拡販を目指していくということです。
その他の事業ではオンライン事業が不採算タイトルの整理などを行ったことにより利益率が向上。売上高は微減の57.9億円だったものの、セグメント利益は前年同期から10倍以上の13.3億円となりました。
音楽映像事業は新型コロナの影響によるイベント中止等が響き、減収減益に。売上高は30.8%減の26.8億円、セグメント利益は44.5%減の6.3億円でした。
2021年3月期第3四半期の連結業績は、売上高が6.8%減の172.9億円、営業利益は58.2%増の33.4億円、経常利益は53.9%増の32.9億円、純利益は75.4%増の23.4億円でした。
『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』ではゲームをより長く楽しめるよう、ゲーム内容を拡張する追加コンテンツ「エキスパンション・パス」が発売(2,750円(税込))。追加コンテツには主人公や恋愛候補たちの「新たな衣装」や、ゲーム本編とは異なるお話などが楽しめる「ミニシナリオ」、「牧場物語」シリーズ25周年を記念した、過去3作品を題材に恋愛候補や住人が追加される「恋愛候補パック」が含まれています。
ソフト本編が好調に推移すれば、追加コンテンツでの売上底上げも期待できそうです。