任天堂は9月16日に開催した2021年3月期経営方針説明会のなかで、2015年に導入した「Nintendo Account」(ニンテンドーアカウント)の総数が、2020年9月までに世界2億アカウントを突破していることを明らかにしました。
じわじわと作成アカウント数が伸びていたニンテンドーアカウントはNintendo Switchの普及とともに増加ペースが加速。さらにそのペースを押し上げたのは、モバイルゲームアプリ『マリオカート ツアー』の配信でした。
ニンテンドーアカウントは性別や特定の年代に偏らない幅広い層のユーザーに利用されており、164の国と地域で展開。その中にはゲーム専用機ビジネスを展開していないエリアも存在しています。そうした中でも現在はモバイルアプリなどを通じて任天堂IPに触れる機会があり、将来的にビジネスを展開する可能性を考えると、重要な基盤になっているといいます。
ニンテンドーアカウントについて
ニンテンドーアカウントは無料で作成できる、Nintendo Switch をはじめとしてモバイルアプリや「マイニンテンドー」「マイニンテンドーストア」など任天堂のサービスを利用するためのアカウント。
たとえば Nintendo Switch と連携すると、ニンテンドーeショップでの買い物やオンラインプレイなどインターネットを使った機能を利用できるようになります(オンラインプレイには別途 Nintendo Switch Online への加入が必要です)。またモバイルアプリではセーブデータのバックアップなどが可能になります。マイニンテンドーのポイントプログラムや、マイニンテンドーストアでの買い物も、ニンテンドーアカウントを作成して利用できます。