2020年2月21日で設立40周年を迎えたハル研究所(ハル研)。彼らの代表作である『星のカービィ』シリーズも歴史を重ね、2020年で28周年を迎えました。
最近はゲーム以外にも活躍の場を広げ、2019年末には常設店舗「カービィカフェ」がオープン。関連グッズを見ても、ぬいぐるみやフィギュア、音楽といった定番ものに加え、食品にアパレル、雑貨、コスメに指輪など幅広く展開。
本業であるゲームの方でも、Nintendo Switch で『星のカービィ スターアライズ』と、基本プレイ無料の『スーパーカービィハンターズ』の2作がリリースされていますが、今後のカービィシリーズはどのように進化・発展していくのでしょうか。
週刊ファミ通 【2020年4月30日号】にて、ハル研40周年の特集が組まれています。その中にハル研のカービィ開発チームメインスタッフ3名(リードアクションプログラマー:住友克禎氏、ゼネラルディレクター:熊崎信也氏、デザインディレクター:ファーマン力氏)のショートインタビューが掲載。カービィを作る上でのこだわりと魅力について語っています。
インタビューの最後の質問は、シリーズの今後の展望について。
DLCでコンテンツが拡張され、歴代キャラクターも惜しみなく登場した『星のカービィ スターアライズ』はハル研究所の集大成と言える内容となりました。
熊崎氏はそのことで次へのハードルも高くなってしまったとした上で、“そのハードルをどう超えていくのかという、新たなチャレンジに挑みたい。つねに前作を超える内容を目指したい”とコメント。住友氏は“次回もまたカービィの最高峰と呼ばれるようなものを目指したい。『星のカービィ』シリーズはまだまだ絶対に面白くなると確信している”とコメント。
『星のカービィWii』の製作中に入社したというファーマン氏は“スピンオフでアクションじゃない星のカービィも作ってみたい。今後もいろいろなカービィをお届けしていきます”と述べ、アクションシリーズにとどまらないカービィ作品の開発に意欲を見せました。
カービィシリーズは、丸いカービィの姿や特徴、そして世界観を生かしたスピンオフも制作されてきました。『カービィのピンボール』やゴルフとビリヤードの要素を組み合わせた『カービィボウル』、落ち物パズルゲームの『カービィのきらきらきっず』、アクションレースゲームの『カービィのエアライド』など。
30周年へ向けて、あるいはその先で、カービィが遠ざかっているジャンル・タイトルへの再訪であったり、新たなジャンルへのチャレンジを見ることができるでしょうか。