4A Games タイトルが初めて任天堂プラットフォームに対応。
マルタやウクライナのキエフに開発拠点を置くデベロッパー 4A Games の『Metro Redux』(メトロ リダックス)が、Nintendo Switch に対応しました。
『Metro Redux』は、これまでに3作発売されている、ストーリー主導型のFPS『メトロ』シリーズの第1作目『Metro 2033』と第2作目『Metro: Last Light』を現行機種向けに高画質化するなどリマスターした上で、1本にまとめた作品です。
核戦争後のモスクワを舞台にしたドミトリー・グルホフスキーの小説『Metro 2033』が原案となっている、重厚な物語も特徴の1つ。
生き残った人類は地上を失い、地下鉄(メトロ)のトンネル内での生活を余儀なくされています。一方の地上は、核戦争の影響により変異した生物ミュータントが徘徊。20年後はさらに危険な場所となっていました。地下で育った主人公の青年アルチョムは、人類の脅威となっているダークワンと呼ばれる新種のミュータントからメトロを守るために旅に出ます。
仕様比較
各機種の仕様比較は次の通りです。
Switch | PS4 | Xbox One | |
---|---|---|---|
解像度 | TVモード : 最大1080p 携帯モード : 720p | PS4 : 1080p PS4 Pro : 1440p | Xbox One : 912p Xbox One X : 4K |
フレームレート | 30fps | PS4 : 60fps PS4 Pro : 30fps | Xbox One : 60fps Xbox One X : 30fps |
『Metro Redux』に収録される『Metro 2033』と『Metro Last Light』のオリジナル版(PS3/Xbox 360)は解像度が720p、フレームレートは30fpsでした。『Metro Redux』として発売されたPS4およびXbox Oneになると、PS4が1080p、Xbox Oneでは912pとなり、60fpsで動作。
Nintendo Switch版はTVモード時は最大1080pの動的解像度で、携帯モード時は720pで動作します。またフレームレートは30fpsです。
比較映像
パフォーマンス上はオリジナル版に近い Nintendo Switch 版ですが、その中身は PS4 / Xbox One 版に近く『Metro Redux』体験と言えるものになっています。
Digital Foundry によると、Switch 版はPS4/Xbox One版と比べ解像度やフレームレートなど妥協点はあるものの、『Metro Redux』で改善されたテクスチャやモデル、新しいライティングやマテリアル、ディテールに至るまで多くの修正・改善が施されています。
またNintendo Switchソフトではあまり多くない5.1chサラウンドに対応。プレイヤーの環境が許せば臨場感ある音も楽しむことができます。
主な特徴
いつでも、どこでも『Metro Redux』をプレイ
『Metro Redux』は小説を原案とした、シングルプレイ専用FPSのダブルパック。いつでも持ち歩いて、魅了的なストーリー展開とスリルに満ちた主人公の旅を体験することができます。携帯モードに対応しているので、テレビの前だけに縛られないことがNintendo Switch版の最大の特徴と言えます。
2つのゲーム、全DLC収録
『Metro Redux』には、『Metro 2033』と続編の『Metro Last Light』の2つのストーリーを楽しめるゲーム本編が収録されています。それに加えて、これまでにリリースされたすべての追加コンテンツも含まれています。ボーナスコンテンツのプレイ時間は約10時間相当。『Metro』の世界をさらに深く体験することができます。
2つのプレイスタイル、上級者向けプレイモード
プレイスタイル1 : スパルタン
豊富な弾薬で敵の全滅を目指す、シューターアクション性の高いスタイル。
プレイスタイル2 : サバイバル
サバイバルホラーのような過酷な世界で生き残る事を目的に楽しめるスタイル。
レンジャーモード
HUDの表示がなく、弾薬など物資の制限がある、上級者向けモード。