NetherRealm StudiosとShiver Entertainmentは、Nintendo Switchの「携帯モード」でも『モータルコンバット11』を快適に遊べるようにするため、通常よりも高速なGPUプロファイルを使用することにしたようです。
欧州ゲームメディア大手Eurogamerの技術分析・解部門Digital Foundryによると、Nintendo SwitchのGPUの動作クロックはTVモード時に標準で768MHz、携帯モード時は標準で307.2MHzとなります。
携帯モード時はよりハイパフォーマンスを引き出すためのオプションがあり、公式に384MHz(+25%)まで引き上げることができるそうです。そしてさらに最大の動作クロックとして460MHzが用意されています。
460MHzのオプションは、パフォーマンスが「TVモード」に近づく一方で、発熱や消費電力の問題がより大きくなります。そのため、これまで460MHzが使用された例はわずかに2つ。任天堂の『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』と『スーパーマリオ オデッセイ』しか確認されていません。
サードパーティー製タイトルが460MHzのオプションを使用しないのは、任天堂が開放していないためか、故障リスクを避けるためか、あるいはまた別の理由があるのかはわかりませんが、今回『モータルコンバット11』が携帯モードで460MHzを使用していることが確認されました。この恩恵か、Switch版『モータルコンバット11』は携帯モードでもTVモードから大きくグラフィックのクオリティを落とすこと無く、また60fpsのゲームプレイを実現しています。