『ショベルナイト』が200万本を突破、最後発のニンテンドースイッチ版が収益に最も貢献


 

Nintendo Switch や Wii U、ニンテンドー3DSでも発売されている 2D アクションゲーム『ショベルナイト』が、累計200万本を突破しました。デベロッパーの Yacht Club Games が公式サイトで発表しています。

ショベルナイト、累計200万本

『ショベルナイト』は2014年6月のローンチから1年半で100万本を達成した後、26か月をかけてもう100万本を上乗せ。2月の終わりに次のマイルストーンに到達しました。当初はPCとWii U、ニンテンドー3DSでの発売。後に PlayStation 4、PS Vita、Xbox One、そして Nintendo Switch 版がリリースされています。

機種別の売上が最も大きかったのは Windows で24.4%。次いでニンテンドー3DSの23.9%、3位に入ったのは Nintendo Switch で17.6%でした。Wii U も14.3%を占めており、任天堂プラットフォームで過半数、100万本以上を販売しています。

勢いがあるのは3位に入ったスイッチ版。最後発かつ値上げされた段階での発売ながら、初動はこれまでの記録を更新。発売初月の売上は、PC版が持っていた7万本を上回る約11万本を記録しました。年末までにそれまで3位だった Wii U 版の累計販売数を上回り、足下では37万本まで数字を伸ばしているということです。

ハイライト

Yacht Club Games は他にも興味深いセールスデータを報告してくれています。

2017年の売上は2016年よりも12.5万本増加しました。うち60%は、スイッチ版からきています。任天堂プラットフォーム以外の売上は2017年に30%減少しました。しかし全機種を合計すると、過去2番目に好調な1年でした。

スイッチのお陰で売上は好調だったものの、2018年2月は2014年10月以来、最悪の月間販売となりました。他のクールなゲームで忙しかったことを意味しているのかもしれない。

Windows 版の大まかな売上推移。
17万本(2014年)>14万本(2015年)>10万本(2016年)>7.5万本(2017年)

2017年9月、任天堂プラットフォーム単独で累計100万本を突破。

ハードごとの興味深い数字

2016年4月、PS3版の米国販売数は約500本でした。PS3のライフサイクルを考えると、非常に高い数字のようです。2017年10月に売れたのは約30本でした。少なくとも僕らにとっては、PS3 の時代が終わりに近いことが示されています。同様のことが PS Vita にもいえます。2016年4月の PS Vita 版の米国販売数は1800本でした。2017年10月には170本まで減少しています。

PS4 版の売上は安定しています。2016年10月は2000本でした。2017年10月の売上はどうなったと思いますか?2000本です!おおよそ毎月一貫しています。これは Xbox One 版も同様です。

Wii U 版は2016年10月に2000本以上売れていました。しかしながら、2017年10月はわずかに300本を超える程度でした。間違いなく Nintendo Switch へと世代交代が進んでいます。

ニンテンドー3DS版は2017年10月に2000本が売れています。2016年10月は4500本でしたが、自然減からそう離れておらず、3DSはまだ現役であると考えられます。

収益面

2017年の『ショベルナイト』は、Nintendo Switch 版発売以外にもう1つ大きな出来事がありました。DLC開発費捻出のため、春に値上げを実施。これまでの14.99ドルから24.99ドルへと価格が10ドル上昇しました。

それでも、発売1年でシェア3位と好調な販売数となった Switch 版は、発売開始から1年未満で他のすべてのプラットフォームを上回り、最高の収益をあげました。

2017年は販売本数が好調だっただけでなく、収益面において過去最高の年となりました。2016年との比較では2倍以上、2015年は67.5万本の過去最高売上かつ収益となりましたが、約50万本の売上だった2017年は、収益面で2015年を115%上回りました。

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