2017年10月に国内でも PlayStation 4 版が発売された、Epic Games のオープンワールド恐竜サバイバルアクション『ARK: Survival Evolved (アーク:サバイバル エボルブド)』が、Nintendo Switch でも発売されることが発表されました。発売は2018年秋予定。
サンフランシスコにて開催中の GDC 2018 (Game Developers Conference 2018) にて、開発元の Studio Wildcard から発表されています。スイッチ版は PS4 / Xbox One 版と画質的に遜色はなく、またマルチプレイも同様に用意されているとのこと。
今のところ日本での発売は未定だということですが、PS4 版は日本でも10万本を超えるヒットを記録しているだけに、対応を期待したいところです。
スイッチの性能は、一般的に考えられているほど低くはない
Studio Wildcard と共同でスイッチ移植を手がける Abstraction Games の CEO Ralph Egas 氏は GamesIndustry.biz の取材に応じ、スイッチ版『ARK』についてコメント。PlayStation 4 や Xbox One と比べて、ニンテンドースイッチの性能は、一般的に考えられているほど劣っているわけではないと説明します。もちろん PS4 / Xbox One ほどパワフルなハードではないので、スイッチ向けの調整は必要になりますけれど。ゲームは殆どのシーンで30fpsで動作しています。
Egas 氏によれば、スイッチでのソフト開発の懸念は、ハード性能よりもむしろ、ソフトデータのサイズとそれを記録するカートリッジの価格にあります。32GBのカートリッジはまだまだ高価なので、一段階少ない16GBサイズに収めなくてはなりません。あるいは、一部コンテンツを後からダウンロードする仕組みが検討される場合も。
またメインメモリの容量で他機種と差があるため、一度に出現する恐竜の数を減らすなど、わずかながら体験がコンパクトになる部分もあるとのこと。
とはいえ、スイッチ版『ARK』の開発は着実に進んでいて、テーラリングのフェイズに入っているそうです。
『ARK』やベセスダの『Wolfenstein II: The New Colossus』(2018年発売予定)といった、現行機を対象に設計されたソフトがスイッチ上でも遜色なく、あるいは妥協できる範囲で移植きるのであれば、以前は難しいと考えられていたソフトでも追従する動きが広がっていきそうです。
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