他国のように過去の歴史を塗り替えるほどではなかったものの、イギリスでのニンテンドースイッチの販売台数は70万台を突破。欧州ではフランスに次ぐ販売規模となっています。2018年1月、任天堂から目立った新作はありませんでしたが、定番タイトルが伸び続けた結果、任天堂はUK市場において、月間販売シェアトップのパブリッシャーとなりました。
GfK/UKIEから、2018年1月のUKゲーム小売市場月間販売ランキングが公開。1月の月間販売本数(パッケージ版ソフト)は125万本となり、前年1月の124万本をわずかに上回りました。収益面では3700万ポンドを達成。こちらは前年1月の3500万ポンドから200万ポンド増加しました。
月間1位は『Call of Duty: WWII』、2位は『FIFA 18』の2大人気タイトルが獲得。3位には『モンスターハンター:ワールド』が入っています。新作ではもう1本『ドラゴンボール ファイターズ』が11位にチャートイン。
任天堂が販売シェアトップを獲得
販売本数での比較では、上位タイトルの売上は昨年と同規模か昨年のほうが良かったとの報告。それでも今年の1月がわずかに成長した背景には、任天堂の復調がありました。ニンテンドースイッチがまだ発売されていなかった2017年1月の任天堂のシェアは、『ポケットモンスター サン・ムーン』などに支えられて第5位の9%でした。
それが今年1月は、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』や『スーパーマリオ オデッセイ』『マリオカート8 デラックス』といったニンテンドースイッチの定番ビッグ3が、未だに売上チャート上位にくる人気を維持。2018年1月の月間チャートでも、3本ともトップ10入りをはたしています。これら3タイトルはそれぞれ、2017年1月の Wii U ソフト売上を合算した数よりも多く売れたということです。価格が49.99ポンドで安定していることも市場拡大に貢献しました。
この結果、1月の任天堂の販売シェアは13.6%に上昇。EA や Activisionといった大手を抑え、販売シェアトップのパブリッシャーとなっています。
2018年1月:UK 月間チャート トップ20
- (1) Call of Duty: WWII – Activision
- (2) FIFA 18 – EA
- (–) モンスターハンター:ワールド – カプコン
- (5) Grand Theft Auto V – Take-Two
- (4) Assassin’s Creed Origins – Ubisoft
- (3) Star Wars: Battlefront II – EA
- (9) マリオカート8 デラックス – 任天堂
- (8) PlayerUnknown’s Battlegrounds – Microsoft
- (18) ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド – 任天堂
- (6) スーパーマリオ オデッセイ
- (–) ドラゴンボール ファイターズ – バンダイナムコエンターテインメント
- (12) The Sims 4 – EA
- (32) Rocket League Collectors Edition – Warner Bros. Interactive
- (15) LEGO Marvel Super Heroes 2 – Warner Bros. Interactive
- (11) Crash Bandicoot N.Sane Trilogy – Activision
- (7) Gran Turismo Sport – SIE
- (13) Forza Motorsport 7 – Microsoft
- (22) LEGO World – Warner Bros. Interactive
- (23) Forza Horizon 3 – Microsoft
- (26) Call of Duty: Infinite Warfare – Activision