任天堂は18日、予告していた Nintendo Switch を活用する「新しいあそび」、『Nintendo Labo (ニンテンドー ラボ)』を発表しました。
発売日は2018年4月20日。
サービスの詳細発表前、海外任天堂が、特に子どもや童心を忘れない人たちのための新しいインタラクティブ体験であると予告していたことから、どうやら Nintendo Switch のオンラインや動画サービス対応などの予想は外れていることは予感していましたが、こうくるとは。
『Nintendo Labo (ニンテンドー ラボ)』は、段ボール製の工作キットを組み立て、「ピアノ」や「つりざお」「バイク」「ロボット」など「Toy-Con(トイコン)」と呼ばれるコントローラーを自分の手でつくるところから始まる、工作とビデオゲームが融合したインタラクティブな DIY トイ。
最近は、学習・知育分野とは距離を置いていた任天堂ですが、手を引いたわけではなく、任天堂なりのソリューションを探っていたのでした。
段ボール製工作キット×ニンテンドースイッチ、インタラクティブ DIY トイシリーズ『Nintendo Labo (ニンテンドー ラボ)』が誕生
https://youtu.be/X-RLOcV9L68
『Nintendo Labo ニンテンドー ラボ』は、段ボール製の工作キットで「Toy-Con (トイコン)」と呼ばれるコントローラーを組み立て、それを使って付属のソフトをプレイする、Nintendo Switch を使った新しいインタラクティブなゲームプレイ体験。任天堂が掲げる「任天堂に関わるすべての人を笑顔にする」を継承する、新しい製品群です。
つくる、あそぶ、わかる
『ニンテンドー ラボ』は「つくる」「あそぶ」「わかる」の3つの要素で構成。「ピアノ」や「つりざお」「バイク」「ロボット」など「トイコン」を “つくる” ところからはじまります。「トイコン」が完成したら、ニンテンドースイッチと合体。自分が作ったトイコンがコントローラーとなってゲームを「あそぶ」ことができます。自分で組み立てることで、仕組みも「わかる」ように。すると、遊んでいるうちにアイデアを思いつき、自分で新しい遊びを発明することもあるかもしれません。
モーションIRカメラやモーション操作、振動機能といったJoy-Conの機能をフル活用。スイッチ本体画面を操作パネルとして使い、Joy-Conの振動でキャラクターを動かすなんていう逆転の発想も見ることができます。再帰性反射材シートで認識させる、モーションIRカメラが本領を発揮するときがやってきました。
任天堂アメリカの社長兼 COO を務める Reggie Fils-Aime 氏 (レジー社長) は次のようにコメントしています。
「Nintendo Labo は、“新しい体験で人々に驚きを提供し、人々を笑顔にする” という任天堂のミッションを継続するものです。Nintendo Switch プラットフォームのエキサイティングな進化であり、あらゆる年代の人々の好奇心やクリエイティビティ、そして想像力を刺激するよう設計された新しい体験です」
第1弾は2つのキット
4月20日に発売されるキットは、「リモコンカー」「つり」「おうち」「バイク」「ピアノ」の5種類のトイコンを作ることができる『Toy-Con 01 バラエティ キット』(7,678円(税込))と、ロボットトイコンを作ることができる『Toy-Con 02 ロボットキット』(8,778円(税込))の2種類。
ロボットキットの方は、なんだかプロジェクトが中断してしまった Wii U 用ソフト『Project Giant Robot』の遺伝子を感じさせてくれています。
それぞれニンテンドースイッチ用ソフトと、トイコン作成キット(段ボールシートやヒモ、輪ゴムなど)が同梱されています。
任天堂によると、輪ゴムは天然ゴムを使用。ダンボールシートやヒモなどの販売も行う予定。また、ヒモなどは、市販のもので代用することも可能だということです。
デコるセット
工作キットを作ると、自分仕様に色を塗ったりシールを貼ったりしたくなるというもの。任天堂はマスキングテープやステンシルシート、シールがセットになった『Nintendo Labo デコるセット』を4月20日に同時発売。価格は1,078円(税込)