2017年3月3日の発売開始以来、品薄が続いていた任天堂の家庭用ゲーム機「Nintendo Switch (ニンテンドースイッチ)」ですが、継続的な大規模出荷が行われていることで、品薄は解消されつつあるようです。
ニンテンドースイッチ、過熱人気に一服感
任天堂の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の品薄が解消されつつある。入荷数が増えて在庫の見通しがたつようになり、家電量販店は予約販売を開始。中古取扱店では買い取りが最も品薄だった時期と比べ5倍になった。過熱していた「スイッチ」人気に一服感が出ている。
日本経済新聞が報じた情報によれば、最近はニンテンドースイッチの入荷数が増え、在庫の見通しがたつようになったことで、家電量販店ではこれまでの抽選や先着順から、予約を受け付けられるように状況が改善。店頭在庫がある店舗も増えました。また、中古取扱店では買い取り数量が、最も品薄だった時期と比べ5倍に増加しているそうです。
スイッチは日本市場で特に品薄が続いていて、大手家電量販店で行われた抽選販売に並ぶ大行列がニュースになったことも。オンラインでは定価を大きく上回る価格で取引されるのが当たり前のようになっていました。
任天堂は『スーパーマリオ オデッセイ』発売の2017年10月下旬頃から最大商戦期である年末・クリスマス商戦にかけてスイッチの出荷を大幅に増やして対応。マリオ発売週から年末までの10週間で130万台を販売しました。
週に10万台以上が出荷される状況が続いたことで極度の品薄は緩和へと向かい、店頭在庫を見かけるように。入荷状況が安定してきたことで、家電量販店などでは予約を受け付けられるようになりました。オンライン通販を見ても、これまでよりも公式の定価販売を見かけるケースが増加。Amazon では、場合によっては若干の値引きも見られるようにまでなっています。
オフィシャルな取り扱いが増えたことで、マーケットプレイスやオークションサイトでの販売価格は定価並にまで下落。以前のように4万円を超える価格が当然のようにつけられることはほぼ無くなりました。
日経によると、ゲオホールディングスでは全国のゲオ加盟店のうち半数近くの店舗に在庫がある状態に。また買い取り台数も12月は特に品薄だった時期と比べて5倍に増えたとのこと。
ただ「本体の入荷」が話題になる程度には品薄と呼べる状況が実店舗・オンラインではまだ続いており、ほしい時にいつでも定価で買えるようになるまではもうしばらくかかりそうです。
ニンテンドースイッチの国内累計「販売台数」は、2018年1月1日~1月7日週で345万台を突破。Wii U の国内累計「出荷台数」334万台を早くも上回りました。
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