スクエニ、ニンテンドースイッチは「非常に魅力的で重要なプラットフォーム」


 

スクウェア・エニックス・ホールディングスの松田洋祐社長は、任天堂が2017年3月に発売した家庭用ゲーム機「Nintendo Switch (ニンテンドースイッチ)」について「非常に魅力的で重要なプラットフォームである」と述べ、今後、さらに積極的に対応ソフトを展開していく考えを明らかにしました。

スクエニ、ニンテンドースイッチは「非常に魅力的で重要なプラットフォーム」

スクウェア・エニックスは、スイッチの発売開始時から対応ソフトを発売しているメーカーの1つ。3月3日の本体発売と同時に『ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch』と『いけにえと雪のセツナ』を発売したほか、4月には『みんなでワイワイ!スペランカー』、6月には『聖剣伝説コレクション』。その後も『ドラゴンクエストX』のサービス開始や『LOST SPHEAR』と発売。

2018年以降も『ドラゴンクエストビルダーズ』『ドラゴンクエストビルダーズ2』『Project Octopath Traveler』『ドラゴンクエストXI』など複数タイトルが控えています。

UK の業界メディア MCV のインタビューに応じたスクウェア・エニックス・ホールディングスの松田洋祐社長は Nintendo Switch について、「我々にとって非常に魅力的であると同時に重要なプラットフォームです」とコメント。「いちゲーム会社として、スイッチのようなユニークな特長を備えたハードウェアでポートフォリオに幅をもたせることはとても重要です」

松田社長はまた、スクエニが持つ過去資産を再活用していくことへも関心を持っていることを明らかに。スイッチを含む新しいハードへ過去の人気作を投入することで、オリジナルを知る世代のノスタルジーだけではなく、若い新規層を取り込みたい狙いがあるようです。

「我々の大きな取り組みの1つは、過去のタイトルの多くをデジタル配信を介して購入できるようにすることです。若年層の中には、スクウェア・エニックスの過去作品の名前を聞いたことがあるだけで、実際にそれをプレイする機会がなかった人たちがたくさんいます。

ですから、ニンテンドースイッチなどの新しいプラットフォームへ、旧タイトルを移植するなどして彼らに届けることは非常に重要だと考えています。そうすることで、以前のタイトルを知ってもらうことにもなりますから。そしてその際にはただ単純移植を行うのではなく、現代のゲーマーにも訴求するようアップデートしたりモダナイズが必要です」

ロマンシング サ・ガ 2 がスイッチなどで発売

旧作を再活用していくアプローチは『聖剣伝説』でも出てきていますが、最近発表されたのが『ロマンシング サ・ガ2』。12月15日、1993年にスーパーファミコンでオリジナル版が発売された『ロマンシング サ・ガ2』のリマスター版が、PlayStation 4 / Xbox One / Nintendo Switch / Windows 10 / Steam 向けにダウンロード配信されます。

今回配信される2017年版は、2016年にリリースされた PS Vita / iOS / Android 版をベースにグラフィックをさらにブラッシュアップ。SFC オリジナル版のイメージを保ちつつ、より美麗になった世界を冒険することができます。戦闘アニメーションも一部追加。敵キャラクターも生き生きと動きます。

また、2010年のモバイル版で追加された「クラス(職業)」や七英雄の謎に迫る「オリジナルダンジョン」なども2016年版に引き続いて収録されるなど、SFC版には無かった新しい要素を楽しむことができます。3200円(税込)という値段を見てびっくりしましたけれど。

スクエニでは今回の配信開始を記念して、発売日当日の12月15日から2018年1月8日までの期間限定で、特別価格2550円(税込)で販売。また PS Vita / iOS / Android 版に関しても同じ期間、通常価格2200円(税込)のところ、1800円(税込)のセールを実施します。

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