Circle Entertainment は11日、Nintendo Switch のニンテンドーeショップで配信中のアクションゲーム『神巫女 -カミコ-』(パブリッシャーはフライハイワークス)について、世界セールスが11万本を突破したと発表しました。
インディサークル「スキップモア」による和をモチーフにした世界観のアクションゲーム『神巫女』は、日本では4月13日に500円で、欧米では4月27日に配信されたアクションゲーム。2人の開発者によって、4ヶ月をかけて制作された小規模作品で、発売から2.5〜3ヶ月という期間でスマッシュヒットを記録しました。
スキップモアの『神巫女』が世界11万DLを突破
Circle Ent. の共同創業者の1人で現在同社の CEO を務める Chris Chau 氏がNintendo Life を通して発表した内容によると、地域ごとの販売比率は日本が25%、北米が48%、欧州+オセアニアが27%程度とのこと。つまり国内セールスはだいたい3万本。
Kamiko Passes 110,000 Sales as Developers Make Progress on Picontier for Nintendo Switch https://t.co/O8GpvMTuar via @nintendolife
— CIRCLE Ent. (@CIRCLE_Ent) 2017年7月11日
「神巫女」ワールドワイドで11万DL突破しました!
東京ドーム2個分!
それもこれも皆さんのおかげです!引き続きガンバリマス!https://t.co/y9G6NBZOhS https://t.co/XIXmAmYecX— フライハイワークス@インプロージョン (@FlyhighWorks) 2017年7月11日
任天堂から発表された国内ニンテンドーeショップの2017年上半期ダウンロードランキングによると、『神巫女』は『いっしょにチョキっと スニッパーズ』『Minecraft: Nintendo Switch Edition』『マリオカート8 デラックス』に次いで上半期ランキング4位に入る人気ソフトでした。
Chau 氏はまた、米国が依然として最大市場であるものの、東洋にも多くのユーザーが存在し、無視できない規模の市場があると指摘。価格設定やローカライズ、その地域向けのプロモーション次第では、もちろんケースバイケースであるものの、日本市場においてローカルタイトルが西洋タイトルよりも好パフォーマンスを残すこともあるとヒットタイトルの作り方を分析。
また、中国人ゲーマーも、Switch が販売されている香港経由でハードを購入する可能性があり、デベロッパーには中国語へ対応するよう提案してきたということです。結果として、『神巫女』は日本語と英語に加えて中国語にも対応しています。中国の上海と香港にオフィスを構える Circle Ent. なだけに、肌感覚として需要の高まりを理解できているのでしょうね。
実際に中国市場でどの程度売れたのかはプレスリリースの中では触れられていませんが、こうした努力を続けていくことが、長期的に見たときに、パブリッシャー・デベロッパーの信用にもつながっていくのでしょう。
スキップモアは現在、Nintendo Switch にも対応する新作『ピコンティア』を、年内リリースを目指して開発中。彼ららしい、ミニマルでかわいいドット絵で描かれたビジュアルが特徴で、箱庭のような島を舞台に、自由な生活を楽しめるスローライフRPGになるということです。