Nintendo Switch (ニンテンドースイッチ) の個性を際立たせる、ユニークな機能の1つである「HD振動」。
任天堂・宮本茂氏は TIME とのインタビューの中でこの機能について説明。非常にユニークな機能であり、新しいアイデアの登場を期待するとしています。
「最初にお断りしておくと、HD振動が完全にオリジナルを生み出すとは言えないんですけれども、ただHD振動が提供する感覚はまったく新しいものであると、それは言うことができます」
宮本氏によれば、任天堂には振動機能の特徴や性能面を研究する専門のグループがあり、長い間ゲームに実装する上で様々な種類の振動やバイブレーションでトライアンドエラーが続けられてきました。
そこで今回 Nintendo Switch に採用された「HD振動」ですが、この凄さは例えば、一本調子の振動だけでなく、軽くタップする感触すら感じ取ることができるのだといいます。
「スクリーンにペンをおけば、味気ない振動だけでなく、ペン先が画面にトンと触れた感触を感じ取ることができるんです」
インタラクティブな体験では応答時間が非常に重要であると宮本氏。たとえばVRなどは、レイテンシ(操作の遅延時間)が体験に大きな違いを生むといいます。「HD振動」はそのレイテンシがこれまでとは異なるので、ユニークな体験を提供でき、またこのユニークな体験によって新しいアイデアが生まれるのでは?と機能の活用を期待しています。
任天堂は「Nintendo Switch プレゼンテーション 2017」の中で、グラスの中の氷がぶつかる様や、その数も認識できるほどリアルな触感を感じ取れるという、ゲームに新たな臨場感をもたらす機能として「HD振動」を紹介。
家庭用ゲームに新たな体験をもたらす「HD振動」を活用したタイトルとして、『1-2-Switch (ワンツースイッチ)』が Switch と同時発売されます。
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