4gamer.net にて、任天堂・野上恒氏のインタビューが掲載。
2017年夏に発売予定の Nintendo Switch (ニンテンドースイッチ) 用ソフト『スプラトゥーン2』について、プレゼンテーションや体験会ではまだ不明だった1人用モードや『amiibo』など、気になる点がいくつか明らかになりました。
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二丁拳銃スタイルのスプラマニューバーについて
新しいブキ種「マニューバー」の1つとして紹介された「スプラマニューバー」。短銃の二丁拳銃スタイルで、素早く動くスライドも行えますが、採用理由は、野上氏によれば「見た目から入っているところがあります。二丁拳銃って、単純に単純に格好いいじゃないですか(笑)」
しかし『スプラトゥーン』開発チーム、それだけではもちろん終わらず。短銃なので機動性を高いものにしようと、高速移動が可能な「スライド」(連続で2回発動可能)という独特の機能が搭載されました。
その他の新しいブしいについて
「マニューバー」以外の新しいブキ種については「まだ言えないことが多い」とのこと。『1』でもアップデートで徐々に追加されいったように、同じような楽しみ方を作りたいとのこと。あまり増えてもバランスが難しいでしょうが、新ブキ種は1つではないと見て良さそうです。
なお、ローラー、チャージャー、シューターといった基本ブキ種に加えて、スピナーやスロッシャーなども引き続き登場予定です。
ステージについて:旧ステージも復活が検討
プレゼンテーション出展映像では、「バッテラストリート」や「フジツボスポーツクラブ」、名前不明のライブステージ、『1』にも登場した「タチウオパーキング」(新たなギミックが追加された改修版)といったステージが確認。
過去ステージはタチウオ以外もいくつか復活が検討されていて、その場合は新しい要素を盛り込みたいと考えているそうです。遊び慣れたステージでも、『2』ではまた違った印象を与えてくれそうです。
ゲーム内でも2年が経過し、サウンドやファッション、髪型などトレンドが変化
公式から言われているように、『2』ではゲーム内の時間も『1』時点から2年が経過。流行の発信拠点は「ハイカラシティ」から「ハイカラスクエア」へと移りました。イカたちの髪型やファッションの流行も、2年経ったことで変化。
さらに音楽についても、前作のどちらかといえばストレートなロック調サウンドだったものが、そこから一段とひねったサウンドをイカたちの若者が好むようになり、それがBGMとしてゲーム内で流れるようになっているということです。
『1』に登場したバンドやシオカラーズの新曲はもちろんのことと、新たな人気バンドが登場してくるのかにも期待。
ファッション:新ギアが相当数追加
装備に該当する「ギア」。アタマ、フク、クツがありますが、『2』では『1』に登場したものが残る一方で、新しいものも “相当数” が追加。まったく新しいデザインのギアや、新しいカラーリングなど。
現実世界のファッショントレンドと同じように、形は一緒だけどカラーリングの流行は変わったり。あるいは、機能性の高いスニーカーが流行ったり、ベーシックなスニーカーの流れがきたり。イカ世界の中でも2年分の流行の移り変わりがあるということです。
1人用モード:前作相当のボリュームを収録予定、世界観の掘り下げも
『1』では、チュートリアルも兼ねていた1人用の「ヒーローモード」。まだはっきり発表されていませんが、今回も1人用モードを用意していると野上氏。ボリュームは前作相当とのこと。「ヒーローモード」は、アクションゲームに慣れているプレイヤーなら数時間でクリアできました。
「『スプラトゥーン』は対戦ゲームなので、最終的には他のプレイヤーとの対戦を楽しんでもらいたいし、そこを一番長く楽しんでもらえるよう作っているつもり」と野上氏はコメント。
ただ、いきなり対戦の世界へ飛び込むのには抵抗あるユーザーもいるだろうとして、操作方法に慣れるために1人用モードを遊ぶ流れは継承しようと思っているとのこと。
世界観の掘り下げも計画
なお、「ヒーローモード」は「ミステリーファイル」などを通じて『スプラトゥーン』の世界観を掘り下げる役割も担っていましたが、今回も同じように、少しずつゲーム世界をひもといていくような仕組みを用意しているとのこと。内容はまだ研究中。
amiibo:引き続き利用可能
『スプラトゥーン2』も引き続き『amiibo』に対応。新作が発売されるのかどうかはまだ不明ですが、前作の『amiibo』は引き続き利用できることが確認されました。「ちゃんと使えるようにします。捨てたりせず、そのまま大事にお手元に残しておいてください」
『amiibo』は最近需要が落ち着いて、「スプラトゥーンシリーズ」の各キャラクター(ガール、ボーイ、イカ、アオリ、ホタル)も定価より安い価格で販売されることが多くなっています。ソフト発売時にはまた品薄になってしまうかもしれないので、『2』でスプラトゥーンデビューを考えている方は、早めに購入しておくのがいいかもしれません。
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ボイスチャットに対応
『スプラトゥーン2』では今回、Nintendo Switchのスマートフォン向け「オンラインロビー&ボイスチャット」アプリに対応。アプリはゲームと連動しており、フレンドや、SNSで招待した仲間と待ち合わせて、そのままゲームでマッチングし、ボイスチャットもできる仕組み。
フェスについて
『1』のゲーム内イベント「フェス」。課題もありながら完走しましたが、『2』ではどうなるのでしょうか。野上氏はまだ研究中と前置きした上で「プレイヤーさんに楽しみにしていただけるイベントは定期的に開催していきたい」とコメントしました。フェスマッチだけにとどまらない、色々なルールのイベントがあるといいですね。
Miiverse 無し。でも「僕らとプレイヤーの皆さんが一緒に盛り上がれるような機能を用意しようと思っている」
すでに海外の任天堂から発表されていますが、Nintendo Switch は Miiverse がシステムとして非搭載。
野上氏からも「Miiverseはないんですよね……」と利用できないことが正式に発表。ただフェスでは お題に対して Miiverse を利用した大喜利のような投稿が大きく盛り上がりました。ああした盛り上がりを『2』でも維持できるよう、「僕らとプレイヤーの皆さんが一緒に盛り上がれるような機能を用意しようと思っている」ということです。