動画配信サービス「U-NEXT」が好調です。2024年4月9日に発表された2024年8月期 第2四半期決算(2023年9月1日〜2024年2月29日)によると、U-NEXT を含むコンテンツ配信事業の売上高は前年同期比39.7%増の525億6700万円、営業利益は同37.0%増の43億7300万円でした。U-NEXT HOLDINGS 全体の売上高は13.8%増の1522億4900万円、営業利益は65.7%増の158億1300万円、経常利益は69.3%増の153億2300万円、純利益は76.0%増の87億2700万円でした。
U-NEXT、Paravi統合で会員数大幅増
コンテンツ配信事業は U-NEXT が着実にユーザー数を増やしていることに加えて、Paraviとの統合効果もあり増収増益に。統合前 U-NEXT 単体で292.5万人だった有料会員数は、Paravi との統合により386.1万人に拡大。その後も会員数は伸び続け、2024年8月期第2四半期末の時点で427.4万人となりました。前年同期比で46%増、135万人の増加と大きく伸びました。
この結果、コンテンツ配信事業のARR(※Annual Recurring Revenue、年間定期収益のこと。Monthly Recurring Revenue ×12 ※Monthly Recurring RevenueはU-NEXTサービス全体の継続課金売上高で、PPV等イニシャル売上高を除き、音楽配信等付帯月額サービスを含む)は約1000億円まで拡大しています。
Paravi 統合により、市場シェアも拡大。GEM Partnersによる動画配信(VOD)市場シェアは 15% となり、22%の Netflix に次いで国内2位のポジションにつけています。以下、3位Amazon Prime Video(13%)、4位 DAZN(10%)、5位 Disney+(9%)と続きます。
なおこの数字は消費者が動画配信サービスに支払った金額の総額によるシェアで、単純に利用者の数を指しているものではありません。
第2四半期までの売上と足下の推移から U-NEXT はコンテンツ配信事業の通期予想を上方修正。通期売上高は当初予想から2%増の1082億円、営業利益は4%増の84億円を見込みます。
U-NEXT について
「U-NEXT」は 30 万本以上の映画やドラマ、アニメなどの動画見放題に加え、200 誌以上の雑誌が読み放題となる「観る」と「読む」をまとめて楽しめる動画配信サービスです。オトナ向け動画も3.7万本以上見放題。毎日無料のマンガも楽しめる。
月額料金は 2,189 円(税込)。初回31日間の無料トライアルつき(有料作品の購入・レンタルや電子書籍に使えるポイントも 600 円分もらえる)。
ファミリーアカウントを作成すれば、1契約で最大4アカウント利用できる。視聴のプライバシーが守られるので安⼼です。
月額料金に含まれる 1,200 ポイントで、見放題に含まれない 3 万本もの公開・放送されたばかりの最新作をレンタルしたり、108 万冊以上(マンガ 69 万冊、書籍 32 万冊、ラノベ 7 万冊)の電子書籍を購入したり、劇場鑑賞用の映画チケットへ引き換えたりなどすることも可能です。
※見放題の配信本数、読み放題対象の雑誌数は 2024 年 7 月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。