ソニック・シネマティック・ユニバース?“アベンジャーズ”級のイベントを目指すとプロデューサーが語る


Sonic The Hedgehog 2(ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ)

 

2024年もゲームに映画に走り続けるセガの『ソニック』シリーズ。秋にはゲーム最新作『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』が予定されているほか、ソニックらキャラクターに新たな魅力を付加する映像コンテンツでは、大ヒット映画シリーズの最新作『Sonic the Hedgehog 3』の公開を年末に控えています。

さらに Paramount+ ではこの 4 月より映画のスピンオフとして「ナックルズ」を主人公に据えたエピソードも配信開始。ソニックユニバースはゲーム以外でも広がりを見せています。

映画『ソニック』シリーズを“アベンジャー”級のイベントに

フランチャイズとシリーズのエグゼクティブプロデューサーを務める Toby Ascher 氏は最近のインタビューで、映画のソニックフランチャイズをより成長させ、人気キャラクターが集結する“アベンジャーズ”のような作品へと成長させたいと意欲を語っています。

Toby Ascher 氏は新た展開の第1弾となるナックルズを主人公とするこのエピソードについて、映画『Sonic The Hedgehog 2(ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ)』の成功により生まれたとコメント。自分たちの世界のキャラクターをテレビに拡大するアイデアにとても興奮したといいます。

テレビシリーズで展開することにより、映画では時間の都合で描ききれない脇役キャラクターを、深く掘り下げることができます。

「新作映画でシャドウが登場したり、私たちがやりたいさらに大きな展開を考えると、映画のソニックフランチャイズは(マーベル・シネマティック・ユニバースの人気ヒーローが集結する)アベンジャーズのようなイベントになると自信を持っています。たくさんのキャラクターが登場する、スケールが大きくエキサイティングな物語になるはずです。テレビシリーズが与えてくれたのは脇役キャラクターを深く掘り下げ、クールな方法で彼らを作り上げる時間です」

『ソニック3』と『ソニック3&ナックルズ』

Toby Ascher 氏は映画新作について「ゲームを順番に映画化し3作目で『ソニック3』と『ソニック&ナックルズ』の超イースターエッグができるアイデアをとても気に入ってるんだ」と付け加えます。

『ソニック&ナックルズ』は『ソニック3』の続きが描かれるシリーズ第4弾。カートリッジにカートリッジを差し込む“ロックオンシステム” が搭載されており、『ソニック3』を組み合わせると『ソニック3』完全版をプレイすることができます。映画3作目にはクラシックゲームファンにとって嬉しいオマージュが盛り込まれているようです。

なお映画『ソニック3』は『ソニックアドベンチャー2』や『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』からのインスピレーションも含まれるとされます(ソニアド2のメインテーマ「Live & Learn」が使われている)。

興行収入面でアベンジャーズ級というのは行きすぎかもしれませんが、しかしソニックの映画シリーズも確かに成功を収めています。1作目の世界興行収入は3億ドル、2作目は世界4億ドルを突破しました。

キャラクター面で見ればソニックシリーズにはテイルスやナックルズ、シャドウ、エミーなど個性豊かなキャラクターが多数登場おり、彼らを掘り下げて描いていくことで世界観により深みを与え、ソニックフランチャイズはより大きく進化していけるかもしれません。

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