「ブックパス」は、au公式の電子書籍サービス・ストア。auユーザーでもそうでないau以外のユーザーでも、漫画や雑誌、小説などの電子書籍を購入したり、読み放題で利用することができます。
スマートフォン・タブレット向けにはアプリも提供されていて、事前にダウンロードしておけばギガ消費することなく、オフライン環境で読むことができます。
ブックパスでは商品を単品購入するほかに、読み放題プランも提供されています。
「読み放題プラン」の種類は以前は 1 つのみでしたが、2018年12月より新たに「マガジンコース」が誕生。それにともない、今までの読み放題プランは「総合コース」に名称が変更されました。
それぞれ定額の読み放題サービスとなりますが、どのような違いがあるのか。ブックパスを実際に利用している管理人が、サービス自体の特徴とともにまとめてみました。
Contents
ブックパスとは
「ブックパス」は、漫画・雑誌・小説・ビジネス書・実用書・写真集など幅広いジャンルの電子書籍を購入したり、定額読み放題で利用できるau公式の電子書籍ストア・サービスです。
単品購入できるラインナップは 75 万冊以上(2020年11月時点)。うち 4 万冊以上(雑誌 300 誌以上を含む)を読み放題プランで読むことができます。読み放題プランは初回 30 日間無料お試しが可能。
au公式のサービスですが、auユーザーはもちろん、ドコモやソフトバンクといったau以外のユーザーでも加入し利用することができます。
読み放題プラン「総合コース」と「マガジンコース」の特徴
「読み放題プラン」では「総合コース」と「マガジンコース」という2つのコースが提供されています。
総合コース
「ブックパス 読み放題 総合コース」は月額618円(税込)で加入できる読み放題プランです。
ブックパスで取扱いのある電子書籍の中から、雑誌をはじめコミックや小説、実用書、ビジネス書など、“読み放題” のラベルがついている本を読み放題で楽しむことができます。
ラインナップは定期的に入れ替えが行われていて、キャンペーンなどで全巻読み放題が追加されることも。
コミックや雑誌だけでなく、趣味・実用書や小説、ラノベ、BL、グラビア写真集、オトナ向けジャンルなども多数ラインナップされています。
豊富なジャンルの電子書籍が読み放題であることに加えて、人気雑誌 300 誌以上をいつでも何冊でも楽しめて、月額 618 円(税込)。
特徴
料金:月額618円(税込)(初回30日間無料)
※無料期間中に解約しても料金はかかりません。
読み放題対象:コミックや雑誌、小説、実用書、写真集など約4万冊
読み放題雑誌は300誌以上
マガジンコース
「ブックパス 読み放題 マガジンコース」は2018年12月に誕生した、雑誌読み放題に特化したプランです。料金は月額418円(税込)。「総合コース」総合コースで読める300誌以上の雑誌を、より安価に定額で読むことができます。
- 関連:読み放題 雑誌 ラインナップ(例)
特徴
料金:月418円(税込)(初回30日間無料)
読み放題対象:雑誌(ビジネス誌、週刊誌、ファッション誌、コミック誌など)
※無料期間中に解約しても料金はかかりません。
マガジンコースは「雑誌」に特化した読み放題プランで、トップページも雑誌を読むことや探すことに最適化された(ジャンル分けなど)、マガジンコース向けの画面レイアウトとなっています。
プランごとの内容比較
単品購入 | 総合コース | マガジンコース | |
---|---|---|---|
価格 | 作品ごとに異なる | 月額562円+税 | 月額380円+税 |
内容 | 電子書籍50万冊以上から、1冊ごとに購入 | ブックパスで配信中の電子書籍の中から約4万冊が読み放題 | 総合コースで読める雑誌と同じラインナップで300誌以上が読み放題 |
ジャンル | コミック、小説、グラビア、ラノベ、実用書、雑誌など | 雑誌 |
ダウンロードはできる?
プランによって、ダウンロードできる・できない作品は異なります。
単品購入 | 読み放題プラン | ||
---|---|---|---|
総合コース | マガジンコース | ||
雑誌以外の読み放題対象作品の再生・DL | × | ◯ | × |
雑誌の読み放題対象作品の再生・DL | × | ◯ | ◯ |
単品購入対象作品の購入 | ◯ | ◯ | ◯ |
無料作品の再生・DL | ◯ | ◯ | ◯ |
また、ダウンロードできるのはスマートデバイス(スマートフォン・タブレット等)からのみとなり、PCブラウザ上からの読書はすべてストリーミング再生となります。
他社サービスとの比較
ここまでブックパス読み放題プランの特徴を見てきましたが、電子書籍読み放題サービスはブックパスだけではありません。他社の類似サービスともざっくり比較してみたいと思います。
読み放題総合コースと他社の類似サービスとの比較
サービス | 内容 | 月額料金 |
---|---|---|
Yahoo!プレミアム | 雑誌110誌、漫画13,000冊 | 462円+税 |
ブック放題 | 雑誌350誌、漫画3 0,000冊 | 500円+税 |
ブックパス | 雑誌、漫画、書籍など約4万冊 | 562円+税 |
Kindle Unlimited | 雑誌、漫画、書籍など10万冊以上 | 980円 |
Kindle Unlimitedは、Amazonの電子書籍読み放題サービス。月額980円(初回30日間無料体験)と今回紹介しているサービスの中では最も高額ですが、対象200万冊以上(洋書含む)の豊富なラインナップで知らない本に出会える機会も多いサービスとなっています。売れ筋の最新・人気マンガ全巻や小説等を配信ラインナップに揃えるのはAmazonといえど厳しいようですけれど。出版社キャンペーンが実施されて、普段は読み放題対象外のタイトルを読むことができることも。
また不定期に「○か月99円」といった割引キャンペーンがあり、おトクに利用できる機会が提供されています。
読み放題マガジンコースと他社類似サービスとの比較
雑誌数 | 月額料金 | |
---|---|---|
U-NEXT | 80誌以上 | 1,990円+税 |
ブック放題 | 350誌以上 + マンガ3万冊以上 | 500円+税 |
dマガジン | 450誌以上 | 400円+税 |
楽天マガジン | 500誌以上 | 380円+税 |
ブックパス | 300誌以上 | 380円+税 |
雑誌の読み放題プラン「マガジンコース」 は雑誌300誌以上が読み放題。
雑誌読み放題サービスで代表的なdマガジンは700誌以上、楽天マガジンも700誌以上となっています。以前は最も充実していたブックパスですが、他社サービスがより充実してきました。
また意外と知られていないところでは、動画配信サービスのU-NEXTも雑誌の読み放題サービスを提供しています。U-NEXTは見放題の月額料金に雑誌110誌以上の読み放題も含まれていて、映画やドラマ、アニメ、成人向けコンテンツの見放題に加えて、対象の電子雑誌を読むことができます。
その他、おすすめの雑誌読み放題サービス
ブックパス マガジンコースのラインナップや使い勝手が自分には合わないなと感じた方は、別の雑誌読み放題サービスを試してみてはいかがでしょうか。おすすめをいくつか紹介します。
どのサービスも初回登録時は無料期間が設けられていて、ラインナップやアプリの使い勝手を十分に試した上で本登録することができます。
ブック放題
- 料金は月額550円
- 500誌以上が読み放題。マンガも3万5000冊が読み放題
- バックナンバーに対応
- ダウンロードしてオフラインで読める
「ブック放題」は日本で初めての雑誌電子書籍読み放題サービスをはじめたビューンが提供する、雑誌+マンガ読み放題のサービス。人気雑誌 500 誌以上、マンガ 3 万 5,000 冊以上を月額550円(税込)で読み放題で楽しむことができます。初月は無料でお試し。
ソフトバンク関連サービスですが、ソフトバンク以外のユーザーも登録可能。
読み放題の雑誌はすべて最新号を読むことができ、その大半は本誌発売日に入荷。購読している雑誌の最新号をすぐに読むことができます。またムックや別冊も毎月 20 冊以上配信されており、特別号を読んだりすることもできます。旅行ガイドブック「るるぶ」も47都道府県配信。海外の人気都市や、国内の温泉・宿ガイドなども配信されています。
dマガジン
- 料金は月額440円
- 700誌以上が読み放題
- バックナンバーに対応
- ダウンロードしてオフラインで読める
- dポイントが貯まる
dマガジンはNTTドコモの雑誌読み放題サービスです。月額440円で700誌以上が読み放題。バックナンバーも含め、2,500冊以上を読むことができます。
雑誌の記事やオススメから検索して見たい記事を探すことが可能。クリッピングやお気に入り機能を利用して、好きな雑誌やページを登録していくことも。
楽天マガジン
- 料金は月額418円 / 年額3,900円
- 700誌以上が読み放題
- バックナンバーに対応
- ダウンロードしてオフラインで読める
- 楽天スーパーポイントが貯まる・使える
楽天マガジンは月418円で700誌以上が読み放題となる楽天のサービスです。バックナンバーやダウンロード再生にも対応。最も安価に、最大級の雑誌ラインナップとなっています。楽天のサービスらしく、利用で楽天スーパーポイントが貯まり、また料金支払い時にポイントを使うことができます。
楽天マガジンでも雑誌名やキーワードで検索したり、気に入った記事を保存したりすることができます。