Ubisoftの2015年3月期、オープンワールド作品の成功により増収で黒字転換。2016年3月期は定番新作に加えて未発表AAAタイトルが控える


 

Ubisoftが12日に発表した2015年3月期通期の決算は、売上高が前期比45.3%増の14億6380万ユーロ、営業利益は1億3939万ユーロ、当期純利益は7120万ユーロで黒字転換。EPSは0.81ユーロでした。第4四半期(1-3月期)の売上高は1億6990万ユーロで、前期比マイナス12.4%。ただ、第3四半期時の予想よりは高い水準で着地しています。

定番の大型タイトル『Assasin Creed』の新作『Unity』と『Rogue』をはじめ、『Far Cry 4』、そして新規IP『Watch Dogs』の成功により、Ubisoftの2015年3月期(2014年4月-2015年3月)は前期比プラス45.3%の大幅増収。最終損益も黒字を達成しました。

報告によれば、上記4作品に『The Crew』を加えた販売本数は3000万本規模となっているとのこと。

Ubisoftの思惑通り、オープンワールドは大きく成長して花形ジャンルに。2008年は市場全体の16%でしたが、2014年には30%を占めるまでに成長しています(金額ベース)。また複数の大型タイトルがヒットしたことで、北米+ヨーロッパ+オーストラリア+ブラジルにおけるマーケットシェアは3ポイント上昇し12.8%に拡大しました。

デジタルセールスも好調。今期は前期比プラス96.8%の売上高3億8270万ユーロとほぼ倍に。売上高全体の26.1%を占めました。中でもゲーム本編が大きく伸びており、2億6900万ユーロで前期比プラス149%、その他追加コンテンツやPCモバイルなどからは1億1300万ユーロ、前期比プラス31%でした。

リピート販売は2億3300万ユーロで全体の16%を占めました。

2015年3月期業績

売上高:14億6375万ユーロ(前期比+45.3%)
営業利益:1億3939万ユーロ(前期は7513万ユーロの営業損失)
当期純利益:7120万ユーロ(前期は9794万ユーロの純損失)
EPS:0.81ユーロ(前期は-0.64ユーロ)

地域別販売割合

ヨーロッパ:43%(前期比+4ポイント)
北米:46%(-6ポイント)
その他:11%(+2ポイント)

プラットフォーム別販売割合

PS4:32%(前期比+23ポイント)
PS3:13%(-12ポイント)
Xbox One:20%(+14ポイント)
Xbox 360:13%(-14ポイント)
Wii:4%(-7ポイント)
Wii U:1%(-2ポイント)
PC:12%(-3ポイント)
その他:5%(+1ポイント)

2016年3月期の見通し:未発表AAAタイトルも準備

2016年3月期に発売予定の主要タイトルは、『Assassin’s Creed: Syndicate』や『Just Dance』『Tom Clancy’s Rainbow SIX』『Tom Clancy’s The Division』、そして未発表AAAタイトルが控えています。『The Division』と未発表AAAタイトルは第4四半期(2016年1−3月)を予定。

新作からの売上は2015年3月期より減少する予測ですが、過去タイトルのリピート販売やデジタル分野の拡大が期待できるとして、売上高は今期並の見通し。Non-IFRSベースの純利益は2億ユーロ以上を見込みます。

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