『Syberia』などを手がけるMicroidsが日本オフィスを設立、国内ビジネスを加速


 

フランスのゲームパブリッシャーMicroidsは10月21日、日本オフィスを立ち上げたことを発表しました。同社の成長戦略と国際展開をさらに加速させるための計画の一環として実施されるものです。

Microids日本はフランスの親会社の協力を得ながら、同社タイトルの日本での流通や契約を担当します。

代表には日本在住歴30年というMartial Meyssignac氏が就任します。

Microidsの戦略的パートナーシップSVPを務めるYves Bléhaut氏は日本オフィスについて、Microidsの国際的な活動を拡大するとともに、日本における同社の知名度を向上することも期待しているとコメント。

チームはビデオゲームに対して情熱を持っているだけでなく、日本文化への造詣が深い人物で構成されているといいます。

Microidsは『Syberia』シリーズや『Post Mortem』『Still Life』などアドベンチャーゲームで知られるパブリッシャー。

とはいえアドベンチャー専門というわけではなく、様々な開発スタジオと協力して幅広いジャンルを取り扱っており、たとえば『V-Rally』や『Test Drive Unlimited』などを手がけたEden Gamesが開発し、日本国内では3gooから2017年に発売されたNintendo Switchソフト『Gear.Club Unlimited』は、その年に日本で最も売れたレースゲームだったそうで、こうした成功事例を日本で積み重ねていきたいとしています。

Microidsタイトルの日本展開は、Microidsが直接販売することは少なく、また別メーカーによってローカライズされ発売される、といった事例もそれほど多くありませんでした。日本オフィスの立ち上げでこうした状況に変化が生まれるでしょうか。

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