DS/3DS/Wii U 時代の感圧式をやめ、静電式が採用された Nintendo Switch のタッチスクリーンですが、さらにこのスクリーンには、イマージョン社の触感フィードバック技術が備わっているかもしれません。
タッチフィードバック技術の開発とライセンス供与を行うアメリカのImmersion (イマージョン) は13日、同社の TouchSense (タッチセンス) 技術を任天堂の新型ゲーム機「Nintendo Switch」へ対応させる、任天堂との複数年契約に合意したと発表しました。
契約には、任天堂がイマージョンの特許ポートフォリオのライセンシーを受けることも含まれています。
この契約により、Nintendo Switch のデベロッパーは、ゲーム制作時にタッチセンスソフトウェアを使用したタッチ操作ベースのゲームデザインが可能となります。
タッチ操作でゲーム体験の満足度が上昇
ゲームにタッチ操作を加えることで、体験が向上したり、プレイヤーのエンゲージ維持に役立つ効果があるのだそう。また最近の研究では、ハプティクス(触覚技術)を採用したゲーム体験では満足感やゲーム中の楽しさが増加したとの報告もあるそうです。
Nintendo Switch でデベロッパーは、このハプティクスを活用したゲームを開発し、他のゲームプラットフォームでは現在利用できない驚異的な触感体験をプレイヤーへ提供することができるようになります。
プレゼンテーションでは新しいコントローラー「Joy-Con(ジョイコン)」によるボタン/モーション操作や、同コントローラに搭載されるモーションIRカメラやHD振動が紹介されていましたが、本体そのものにもまだ明かされていない面白い技術が備わっているかもしれません。
左右の「Joy-Con」を除けばタブレットのような形状となる Nintendo Switch 本体には「加速度センサー」や「ジャイロセンサー」も搭載されています。当然モバイルゲームの移植も意識しているというのもあるでしょうが、今回の提携で実現する技術と組み合わせたユニークなコンテンツの登場も期待したいところです。