8月24日から3日間開催される「CEDEC 2016 (コンピュータ・エンターテインメント・デベロッパーズ・カンファレンス 2016)」の2日目、8月25日に、技術面から開発者の功績を称える「CEDEC AWARDS 2016」が発表。任天堂の Wii U 用ソフト『Splatoon (スプラトゥーン)』が、ゲームデザインなど3部門で最優秀賞に選出されました。

今年の表彰は「エンジニアリング部門」「ビジュアル・アーツ部門」「ゲームデザイン部門」「サウンド部門」の4部門と特別賞、著述賞の計6部門。『スプラトゥーン』開発チームはこのうち「ビジュアル・アーツ部門」「ゲームデザイン部門」「サウンド部門」の最優秀賞に選出され、3冠達成となりました。

授賞式には開発チームを代表して、プロデューサーの任天堂・野上恒氏が出席。3連続でコメントをするのは異例だということです。

なお「エンジニアリング部門」は NVIDIA GameWorks に、特別賞はコーエーテクモホールディングス社長の襟川陽一氏に、著述賞は CGWORLD 編集部にそれぞれ贈られています。

CEDEC AWARDS 2016 ノミネーションリスト(優秀賞)

エンジニアリング部門

「Photon Realtime」開発チーム(GMOクラウド株式会社)
NVIDIA GameWorks(NVIDIA Corporation)
Ubitus GameCloud開発チーム(Ubitus)
時村 良平氏(マッドネスラボ)
「OPTPiX SpriteStudio」 開発チーム(Web Technology Corp.)
「チャットワーク」 開発チーム(Chatwork)
「Adobe Animate CC Flash」開発チーム(Adobe)

ビジュアル・アーツ部門

「スプラトゥーン」開発チーム(任天堂株式会社)
「THE GIFT」制作チーム(マーザ・アニメーションプラネット株式会社)
「Unity Technologies Japan」開発チーム(Unity Technologies Japan)
「オーディンスフィア レイヴスラシル」開発チーム(開発:ヴァニラウェア 発売元:アトラス)
「The Witcher 3: Wild Hunt」開発チーム(CD PROJEKT RED)

ゲームデザイン部門

「スプラトゥーン」開発チーム(任天堂株式会社 )
「サマーレッスン」開発チーム(株式会社バンダイナムコエンターテインメント)
女子高生AI「りんな」(日本マイクロソフト株式会社)
「スーパーマリオメーカー」開発チーム(任天堂株式会社)
艦これアーケード(「艦これ」運営鎮守府 株式会社セガ・インタラクティブ)

サウンド部門

「スプラトゥーン」開発チーム(任天堂株式会社)
祖堅 正慶氏(株式会社スクウェア・エニックス)
「VR ZONE Project iCan」サウンド開発チーム(株式会社バンダイナムコスタジオ)
「Native Instruments Massive」開発チーム(NATIVE INSTRUMENTS)
杉山 圭一氏(株式会社スタジオカリーブ)

CEDEC AWARDS 2016

エンジニアリング部門

業界全体のグラフィックスの向上に貢献

NVIDIA GameWorks (NVIDIA Corporation)

授賞理由:
グラフィックス技術者が最新技術に触れるための環境をとりまとめることで、業界全体のグラフィックス技術の向上に貢献。その取り組みを評価。

ビジュアル・アーツ部門

ゲームをより楽しく演出するイカすビジュアルデザイン

「スプラトゥーン」開発チーム(任天堂株式会社)

授賞理由:
ポップで独創的なビジュアルがゲームデザインに良くマッチしている。ゲーム内 SNS でファンアートも取り込むなど、ビジュアルがゲームの楽しさをより高めることに成功している。

ゲームデザイン部門

日本人になじむMOBA・FPSの提案

「スプラトゥーン」開発チーム(任天堂株式会社)

授賞理由:
システムは「FPS」「MOBA」でありながら、コアではなくカジュアルな方向へ日本らしく作り上げた。無償でのバージョンアップやイベントなどでの定期的な盛り上げやバランス調整を行い、新しいユーザーの開拓や獲得に成功した。

サウンド部門

独自の音楽制作アプローチに加え、「シオカラーズ」ライブという新しいかたちのメディアミックス展開を実現

「スプラトゥーン」開発チーム(任天堂株式会社)

授賞理由:
ゲーム内に架空バンドを想定するなど、独自の音楽制作アプローチを通じて音楽世界観に高評価を得たことにとどまらず、ゲーム内CGキャラクター「シオカラーズ」をメインに据えたメディアミックス・ライブコンサートを実現し、新しいかたちの音楽メディアミックス展開を成功させた実績を評価。

特別賞

襟川 陽一氏(株式会社コーエーテクモホールディングス 代表取締役社長)

授賞理由:
ビデオゲームの黎明期に『川中島の合戦』を生み出し、現在も続く『信長の野望』、『三國志』シリーズなどにより歴史シミュレーションを根付かせた。ゲームプロデューサー「シブサワ・コウ」として今もなお歴史を題材にしたゲームを中心に制作を続ける一方、経営者としてゲーム業界とゲーム学術の発展にも尽力している。

著述賞

CGWORLD編集部(株式会社ボーンデジタル)

授賞理由:
CGWORLDは、コンピュータ・グラフィック(CG)技術を基本から応用まで広く取り扱い、実際の制作現場でのアーティスト、エンジニアへのインタビューシリーズ等多彩な視点による記事で構成され、雑誌メディアとしてプロに限らず幅広い読者へ向けて最新のCG技術を認知、普及させることに、長きに渡り貢献している。

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