“空が見えれば、どこでもつながる” が実現へ。
KDDI は Starlink の最新鋭の衛星と au スマートフォンとの直接通信サービスの提供に向けて、スペースXと新たに業務提携しました。2024年内を目処にサービス提供開始予定。スペースXが開発した Starlink と KDDI の au 通信網を活用することで、auスマホが衛星と直接つながり、空が見える状況であれば圏外エリアでも通信をすることが可能になるとのこと。
KDDI の 4G LTE の人口カバー率は 99.9％ 超。また光ファイバー回線を敷設しづらい地域においては、Starlinkをバックホール回線としたau基地局を順次展開しています。ただ16,000以上の山々や 14,000 以上の島々を有する日本国土は国土面積に占める可住地面積率は33％と小さく、地理的条件により基地局の設置が困難な場所が存在することから、国土における 4G LTE 面積カバー率は約 60％ に留まっているとのこと。
今回のスペースXとの業務提携はこうした課題を解消するもので、これまで 5G や 4G LTE では提供が困難だった山間部や島しょ部を含む日本全土にauのエリアを拡張し、「空が見えれば、どこでもつながる」体験を実現していくとしています。
新たなサービスは開始当初はSMSなどのメッセージ送受信から提供。音声通話／データ通信も順次対応予定とのこと。既存の携帯電話の周波数帯を使用することから、利用中の au スマートフォンのまま衛星と通信が可能だといいます。家族や友人との連絡手段としてだけでなく、緊急時にも活用できます。
