「WiMAX 2+」の通信量制限が3日10GBに緩和、昼間は速度制限規制の対象外などサービス内容が見直し


 

UQコミュニケーションズは22日、「WiMAX 2+」および「au 4G LTE」利用時に速度制限がかかるデータ通信量について、「3日間で3GB 以上」を「3日間で10GB 以上」にするなどの新制度を発表しました。新たなサービス内容は2017年2月2日より実施されます。

WiMAX 2+ の通信量制限が緩和、昼間は速度規制の対象外に

このところ、携帯電話会社各社がパケット定額サービスを見直し、従来より価格を抑えた上で1ヵ月に利用可能なデータ量を増やすなどしたことで、メリットが薄れていた「WiMAX 2+」ですが、UQ も「WiMAX 2+」の速度制限の見直しを発表しました。超過した場合の制限時間や時間帯も見直され、利用しやすくなっています。

UQ はサービス内容の変更について、「利用状況等を踏まえ、できる限り多くのお客様の利便性向上とネットワーク利用の公平性確保の観点から、様々な検討を重ねた結果」、2017年2月2日より速度制限の内容変更を決定したとしています。

「ギガ放題」の料金は変更無く月額4380円。

速度制限の変更内容(旧 → 新)

速度制限がかかるデータ通信量:3日間で【3GB】以上 → 3日間で【10GB】以上
制限時間帯:超過した日の【翌日13時頃 ~ 翌々日13時頃】(最大24時間) → 【翌日18時頃 〜 翌々日2時頃】(最大8時間)
制限後の通信速度:YouTubeの標準画質を視聴できる速度 → 1Mbps(YouTubeの標準画質を視聴できる速度)

10GBの目安としては、YouTubeの高画質(HD)なら約13時間、標準画質(SD)なら約47時間の映像を楽しめます。

大きく3点ある変更内容のうち、制限後の通信速度だけは従来より遅くなります。というのも、「YouTubeの標準画質を視聴できる速度」とされてはいますが、2015年7月15日以降は、暫定運用としてYouTubeのHD画質を視聴できる速度以上でした。これが明確に最大「1Mbps」に制限されることになります。

ただ制限時間は夕方から深夜の混雑時間帯に限られ、規制中であっても昼間は影響を受けることなくサービスを利用できます。日中の利用がメインという人にとっては、規制を感じることなく利用できそう。

制限時でもある程度速度が出て、利用に支障が無いのが、UQ「WiMAX 2+」とNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクといった携帯電話会社が提供するパケット定額サービスと大きく異なるところ。

携帯電話会社のサービスの場合、通信量を使い切ると速度が128kbpsに大きく制限されてしまいます。

WiMAX のプロバイダはUQ公式の他にも、ニフティSo-netBroad WiMAXといった事業者があり、様々な加入キャンペーンを展開しています。

この記事をシェアする

Next

Previous