『Pokémon Go』、想定以上の人気でサーバーに過負荷。日本を含め配信スケジュールが見直しに


 

7月6日にローンチを迎えた、『ポケットモンスター』のスマホ向けリアルワールドゲーム『Pokémon GO (ポケモンGO)』。配信が開始されたのはオーストラリアとニュージーランド、そしてアメリカの3ヶ国で、日本を含むその他の国や地域でも「まもなく」とアナウンスされていますが、あまりの人気によりサーバーのキャパシティを上回るトラフィックが発生。チームは2次配信以降のスケジュールを見直し、まずこの問題の修正に取り組んでいます。

Niantic の CEO John Hanke 氏は Business Insider に対し、他地域への『Pokémon Go』の展開は「落ち着くまで一時停止」するとコメント。スマートフォン向けに登場する新しいポケモンゲームへの関心の高さ、人気は考えていたものの、その想定を超える勢いに驚かされたといいます。

「ゲームは人気になるだろうと考えていましたが、これほどの反響とは」

『Pokémon Go』は配信3ヶ国の App Store で、無料アプリランキングだけでなくトップセールスランキングにおいても1位を獲得。トラッキングデータによると、配信が開始されてから半日程度で売上首位に立ちました。

Niantic は『Pokémon Go』の問題の修正に向けて取り組んでおり、Hanke 氏によると木曜夜にはサーバーの可用性に改善が見られるなど、解決へ向けて大きく前進しているということです。

リアルワールドゲームならではの問題も発生

現実世界が舞台となっていることで、これまでは無かった問題も起こっているようです。オーストラリア北部準州ダーウィンの警察署もポケモンを捕まえられるエリアの1つとなっていて、署内に入ってくる事態が発生。建物の中に入らなくても、近づくだけでアイテムは手に入るとして、北部準州警察消防緊急サービス局は署内に入ってこないよう呼びかけています。

またポケモンを追いかけるのに夢中になるあまり、注意が散漫になったり、危険な場所に立ち入ることを危惧する声も。これについてはゲーム内でも注意喚起がなされるそうですが、北部準州警察は「道路を横断する際は電話から目を離して顔を上げるように」と促しています。

via: CNN.co.jp : 現実世界でポケモン探し、スマホユーザーに警察署が注意 豪

アメリカのワイオミング州リバートンでは、実際の水資源の場でポケモンをゲットしようとしていた10代女性が、川で男性の遺体を発見するというショッキングな出来事も。

via: County 10 : Teen playing new Pokemon game on phone discovers body in Wind River

[追記]
WSJ の望月氏が関係者からの情報だとして11日にツイートした内容によれば、日本でのサービス開始は今週中を予定。連休に間に合うことを期待したいですね。

[追記]
7月22日、遂に日本でも配信がスタートしました。

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