7月6日にローンチを迎えた、『ポケットモンスター』のスマホ向けリアルワールドゲーム『Pokémon GO (ポケモンGO)』。配信が開始されたのはオーストラリアとニュージーランド、そしてアメリカの3ヶ国で、日本を含むその他の国や地域でも「まもなく」とアナウンスされていますが、あまりの人気によりサーバーのキャパシティを上回るトラフィックが発生。チームは2次配信以降のスケジュールを見直し、まずこの問題の修正に取り組んでいます。
Niantic の CEO John Hanke 氏は Business Insider に対し、他地域への『Pokémon Go』の展開は「落ち着くまで一時停止」するとコメント。スマートフォン向けに登場する新しいポケモンゲームへの関心の高さ、人気は考えていたものの、その想定を超える勢いに驚かされたといいます。
「ゲームは人気になるだろうと考えていましたが、これほどの反響とは」
『Pokémon Go』は配信3ヶ国の App Store で、無料アプリランキングだけでなくトップセールスランキングにおいても1位を獲得。トラッキングデータによると、配信が開始されてから半日程度で売上首位に立ちました。
Massive shocker – “Pokemon GO” hit Number 1 on US iPhone revenue in half a day. This simply does not happen. pic.twitter.com/ZjHNzcZgFc
— Tero Kuittinen (@teroterotero) 2016年7月8日
Niantic は『Pokémon Go』の問題の修正に向けて取り組んでおり、Hanke 氏によると木曜夜にはサーバーの可用性に改善が見られるなど、解決へ向けて大きく前進しているということです。
リアルワールドゲームならではの問題も発生
現実世界が舞台となっていることで、これまでは無かった問題も起こっているようです。オーストラリア北部準州ダーウィンの警察署もポケモンを捕まえられるエリアの1つとなっていて、署内に入ってくる事態が発生。建物の中に入らなくても、近づくだけでアイテムは手に入るとして、北部準州警察消防緊急サービス局は署内に入ってこないよう呼びかけています。
またポケモンを追いかけるのに夢中になるあまり、注意が散漫になったり、危険な場所に立ち入ることを危惧する声も。これについてはゲーム内でも注意喚起がなされるそうですが、北部準州警察は「道路を横断する際は電話から目を離して顔を上げるように」と促しています。
via: CNN.co.jp : 現実世界でポケモン探し、スマホユーザーに警察署が注意 豪
アメリカのワイオミング州リバートンでは、実際の水資源の場でポケモンをゲットしようとしていた10代女性が、川で男性の遺体を発見するというショッキングな出来事も。
via: County 10 : Teen playing new Pokemon game on phone discovers body in Wind River
[追記]
WSJ の望月氏が関係者からの情報だとして11日にツイートした内容によれば、日本でのサービス開始は今週中を予定。連休に間に合うことを期待したいですね。
Pokémon Goの勢いが止まりません。「クラッシュ・オブ・クラン」のスーパーセルまるまる一個分に匹敵する時価総額をわずか数日で任天堂にもたらしました。株価は40%以上も上昇。日本でのサービス開始は今週中を予定(関係者)とのこと。 https://t.co/HkQ6xqKgFp
— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) 2016年7月11日
[追記]
7月22日、遂に日本でも配信がスタートしました。