「Tポイント」や「Pontaポイント」「dポイント」「楽天ポイント」と様々な共通ポイントサービスが世の中にはありますが、我が家では楽天サービスを多く使っていることもあり、メインとして楽天ポイントを貯めることにしています。
普段から利用するサービス、たとえばネット通販や銀行、クレジットカード、電子マネーなどキャッシュレス決済、スマホ、書籍購入、電気、美容院、証券など。これらを楽天グループのサービスに切り替える、いわゆる楽天経済圏に移行することで、楽天ポイントを大量にゲットすることが可能となります。
仕組みづくりをすることで、月5,000〜1万ポイントくらいは頑張らなくても貯められうようになります。
ものすごく頑張って楽天グループのサービスを使うのではなくて、これまで使っていたサービスをできる範囲内で楽天ポイントが貯まるサービスへ切り替えるだけ(たとえばスマホを楽天モバイルにしたり、楽天銀行口座を開設したり)。
新たにサービスへ申し込む際、最初に手続きは必要となりますが、あとは手間いらず。生活スタイルを変えることなく、無理なく開始でき、ポイントを獲得し続けられます。
Contents
SPU (スーパーポイントアッププログラム)
楽天ポイントを効率よく貯めていくために、SPU (スーパーポイントアッププログラム) が欠かせません。SPU は、対象の楽天グループサービスを利用していくと、楽天市場で買い物をしたときに獲得できる楽天ポイントが通常1%のところ最大16%までアップするというもの。参加にエントリーは不要。どんどん条件を達成しましょう。
たとえば毎月5,000円分のお米を買うとして、
普通に購入すると 5,000円 × 1% でもらえるポイントは50ポイント
SPUで倍率10倍になっていると、5,000円 × 10% でもらえるポイントは500ポイントとなります。
年間では前者が50×12で6,00ptなのに対し、後者は500×12で6,000ポイントとなります。
SPUの倍率はどのサービスを利用するかによって変わってくるので必ずしも毎月10倍とはならないでしょうけれど、活用すると結構な差がついてきます。
SPU対象のサービス
2020年6月時点の倍率は最大16倍。SPU対象のサービスと倍率、達成条件は次の通りです。
サービス | 倍率 | 条件 |
---|---|---|
楽天カード | +2倍 | 対象カードを利用して楽天市場で買い物 |
楽天プレミアムカード 楽天ゴールドカード | +2倍 | 対象カードを利用して楽天市場で買い物 |
楽天銀行 + 楽天カード | +1倍 | 楽天銀行の口座から楽天カード利用代金を引き落とし |
楽天の保険 + 楽天カード | +1倍 | 楽天の保険の料金を楽天カードで支払い |
楽天でんき | +0.5倍 | 加入&利用 |
楽天証券 | +1倍 | 月1回500円以上のポイント投資(投資信託) |
楽天モバイル | +1倍 | 対象サービスを契約 |
楽天ひかり | +1倍 | 対象サービスを契約 |
楽天トラベル | +1倍 | 対象サービスを月1回5,000円以上予約し 対象期間に利用 |
楽天市場アプリ | +0.5倍 | アプリで買い物 |
楽天ブックス | +0.5倍 | 月1回1注文1,000円以上購入 |
楽天Kobo | +0.5倍 | 電子書籍を月1回1注文1,000円以上購入 |
楽天Pasha | +0.5倍 | トクダネ対象商品の購入&レシート申請で、 合計100ポイント以上の獲得 |
Rakuten Fashion (旧・楽天ブランドアベニュー) | +0.5倍 | 月1回以上購入 |
楽天TV NBA Rakuten | +1倍 | NBA Rakuten または 楽天TV「Rakuten パ・リーグ Special」 加入・契約更新 |
楽天ビューティ | +1倍 | 月1回3,000円以上利用 |
SPUは毎月末時点の倍率が、楽天市場でのその月の月初の買い物にさかのぼって適用されます。
SPUはまた、楽天市場の他のポイントキャンペーンと併用することも可能。楽天のスポーツチーム(楽天イーグルス、ヴィッセル神戸、FCバルセロナ)が勝利した翌日の「+3倍」と合わせれば最大19倍に。お買い物マラソンやスーパーSALE時なら「+28倍」で最大44倍になります。
楽天グループの事業分野は多岐にわたり、そしてSPUの対象に含まれています。しかし人によってはほとんど使わないものも含まれています。今回はポイント獲得に有効な楽天グループのおすすめサービスについて紹介しています。
楽天銀行と楽天証券の口座を作ろう
「楽天銀行」と「楽天証券」の口座を作ります。
「楽天銀行」は、コンビニATMで24時間365日利用可能、月最大7回までATM利用手数料無料、他行宛振込手数料も月最大3回まで無料、取引で楽天ポイントが貯まる・使えるといった特徴があるインターネット銀行です。
「楽天証券」は楽天ポイントが貯まる・使える、楽天グループのインターネット証券会社です。ポイント投資が行えるのも特徴です。
投資なんてしないから証券口座は要らないという方でも、楽天証券と楽天銀行の口座を紐付けする「マネーブリッジ」を利用することで優遇金利が適用。楽天銀行の普通預金金利が「0.1%」になるというメリットがあります。
主要メガバンクの普通預金金利は年率0.001%(仮に1,000万円預けて100円)なので、楽天銀行だとその100倍ということになります。
証券口座の開設・維持は無料ですから、作って損することはありません。
楽天のキャッシュレス決済――楽天カード、楽天ペイ、楽天Edy
楽天グループは電子マネーの「楽天Edy」やスマホ決済の「楽天ペイ」、クレジットカードの「楽天カード」といった様々なキャッシュレス決済手段を提供しており、利用することで楽天ポイントを貯めることができます。
コンビニやスーパー、ドラッグストアなど普段の買い物はもちろんのこと、ファストフードやレストラン、飲食店などでの外食、旅行、交通費などの必要支出で楽天サービスを使うことで、楽天ポイントを貯めていくことができます。
楽天ペイは期間限定ポイントを使って支払いをすることもできるので、キャンペーンなどで貯まる期間限定ポイントの消費先としても活躍します。
楽天ペイと楽天Edyを使うときは楽天カードを紐付け。こうすることで楽天ペイや楽天Edy支払い分に対してポイントがつくだけでなく、楽天カード利用分も貯めることができます。ここで二重取り。
楽天カードでより多くのポイント獲得を狙うときは、SPUがさらに「+2倍」になる楽天ゴールドカードの作成をおすすめします。年会費が2,200円かかりますが、楽天市場の買い物で元がとれます。
クレジットカードの引き落とし口座は、当然「楽天銀行」を設定。こうすることで、SPUがさらに「+1倍」になります。
- 銀行口座 : 楽天銀行
- クレジットカード : 楽天カード(ゴールドだとなおよし)
- 電子マネー : 楽天Edy またはモバイルSuica (楽天ペイ連携)
- スマホ決済 : 楽天ペイ
銀行、クレジットカード、電子マネー、スマホ決済がバラバラになっているのであれば、楽天グループでまとめましょう。ばらばらであってもそれぞれの提供会社のポイントは貯まるでしょうけれど、楽天系にまとめることでSPUも組み合わさり、ザクザク貯めていくことが可能となります。
準備ができたら、後は支払いの場面でこれらを使うだけ。楽天ペイや楽天Edy、モバイルSuica(楽天ペイ連携)が使えるところではそれらを、ペイ、電子マネーが使えないときは楽天カードを使います。
公共料金などの支払いも銀行引き落としではなく楽天カードで登録。光熱費や通信料金など固定費の支払いでもポイントが貯まるようになります。今住んでいるところの家賃の支払いも楽天カードでできるとさらにドカンと大きく貯められるのだけれど。
楽天市場のキャンペーンを活用
楽天市場ではSPUにより通常の日であってもお得に買い物をすることができますが、「楽天スーパーSALE」や「お買い物マラソン」「5・0のつく日」などのセールやキャンペーンなどのタイミングで購入するとより多く、ドカンとポイントを獲得することができます。
いつ開催されるの?
楽天スーパーSALE
「楽天スーパーSALE」は1年に4回開催される、楽天最大規模のセールです。3・6・9・12月の四半期ごとに多く開催されています。
お買い物マラソン
「お買い物マラソン」の開催は不定期ですが、近年は月に1度行われることが増えています。1年に10回ほどの開催。
5・0のつく日
「5・0のつく日」はその名の通り、毎月5か0のつく日(5日、10日、15日、20日、25日、30日)に買い物がお得となるキャンペーンです。楽天カードを利用して買い物をするとポイントがさらに「+2倍」になります。
SPUを活用して最大16倍
上で紹介したSPU(スーパーポイントアッププログラム)。対象の楽天サービスを使うと、楽天市場での買い物の獲得ポイント倍率が「+0.5倍」「+1倍」「+2倍」されていくというものです。最大16倍まで上げることができます。
これまでに紹介したサービスを利用するだけで、通常会員(1倍)に加え、
→楽天カード(+2倍)
→楽天ゴールドカードならさらに(+2倍)
→楽天銀行(+1倍)
→楽天銀行(月に500円以上のポイント投資で+1倍)
→楽天市場アプリ(+0.5倍)
で5.5〜7.5倍になります。楽天市場での買い物が、いつでも5%以上のポイント還元。
このほか「楽天でんき」や「楽天モバイル」「楽天ひかり」もサービスを切り替えれば労せずSPU対象になりますし、「楽天トラベル」「楽天ブックス&楽天Kobo」「Rakuten Fashion」あたりも比較的容易に達成可能。
「楽天TV / NBA Rakuten」や「楽天ビューティ」も利用する方なら倍率を上げることができます。
ポイント倍率を上げることが目的になってあれこれ利用し負担が大きくなってしまっては本末転倒ですが、自分の利用する範囲でサービスを置き換えていくと、8倍程度までは無理なく上げることができます。
自転車保険に加入して「+1倍」
自転車の事故が増えていることから、自分や家族の万が一の事故に備え、自転車保険への加入義務化の動きが全国的に広がっています。東京都も2020年4月より加入が義務化されました。
楽天損保の「サイクルアシスト(傷害総合保険)」は月々250円から加入でき、賠償責任1億円、家族も補償、示談交渉サービス、交通事故によるケガも補償などコスパの良い自転車保険です。楽天ポイントが貯まり、ポイントで保険料を支払うことも可能。SPU対象サービスで、楽天カードで支払いをするとポイント+1倍。
自転車事故は、小さい子でも加害者となる可能性があります。未加入でも罰則はありませんが、とはいえ義務化・努力義務化の地域はもちろん、ほかの地域に住んでいる場合も加入を検討しましょう。
Rebatesを経由して、楽天市場以外のネット通販でもポイントを貯める
楽天市場以外の通販サイトでも楽天ポイントを貯めることができる「Rebates(リーベイツ)」というポイントバックサービスがあります。Rebatesは楽天IDがあればすぐに利用することが可能。サイトを経由して提携ストアで買い物をすると、購入金額に応じて楽天ポイントを獲得できます。
たとえば割引の少ないアップルもリーベイツを経由すると1.0%ポイント還元。JALの国内線航空券・国際線航空券、JALパックは1.0%還元。ANAトラベラーズは最大4.0%など。家電の買い物や旅行など額が大きくなる支出でも楽天ポイントの還元を受けることができます。
楽天でふるさと納税
ふるさと納税を利用する方が増えています。楽天もふるさと納税サイト「楽天ふるさと納税」というサービスがあり、ここを利用してふるさと納税を行うと、通常の買い物と同じようにポイントが付与されます。しかもSPUや買い回り、5・0のつく日などのセール、キャンペーンも正規に対象。他ふるさと納税サイトよりも気軽にお得に利用できます。数万円の寄付で数千円のポイントバックがあり、返礼品とダブルの価値を感じられます。
こんなサービスの利用でもポイントが貯まる
おわりに
というわけで、楽天経済圏とのゆるやかな付き合い方 という話題でした。何が何でも楽天サービスを使うというよりも、これまで使っていたサービスを見直して、移行するメリットを感じられるのであれば楽天のものに変更。負担なく月々の楽天スーパーポイント獲得量を増やすことができます。
こうしてゲットした楽天ポイントは、昨年は15万ポイントを超えました。波はありますが平均で月1万ポイント以上を獲得できています。