ソニー、アニメ配信事業を「クランチロール」に統合へ。「ファニメーション」は段階的に廃止


 

ソニーは海外市場向けに展開しているアニメ配信サービスおよびブランドを段階的に「Crunchyroll」(クランチロール)へ統合すると発表。「Crunchyroll」の加入者は 2022 年 3 月 1 日より、「Funimation」で独占配信されていたライブラリやサイマル放送コンテンツの大半にアクセスできるようになりました。

  • ソニー傘下のアニメ配信大手「Crunchyroll」と「Funimation」が統合
  • 「Crunchyroll」にブランド・サービスをグローバルに統一
  • 世界最大のアニメストリーミングサービスへ

統合により 1,600 時間以上のコンテンツが「Crunchyroll」に追加されることとなりますが、ソニーは現時点で「Crunchyroll」の料金を値上げする考えはないとしています。「Crunchyroll」に「Funimation」とその子会社の「Wakanim」、「Crunchyroll」独自の「VRV」サービスが加わり、世界最大規模のアニメライブラリーがひとつのサブスクリプションサービスに統合。ユーザーは複数サービスに課金する必要がなく、既存の加入者はもちろん新規の利用者にとっても大きなメリットが生まれます。

「Crunchyroll」は最近「Funimation」「Wakanim」「VRV」に登録した人の救済措置として、「Crunchyroll Premium」を 60 日間無料で利用できる特別オファーを提供するとしています。

「Funimation」に続いて「Crunchyroll」もこの 3 月、Nintendo Switch に対応。海外のスイッチユーザーはTVモードでも携帯モードでも、観たいアニメを楽しめるようになりました。視聴アプリはダウンロードしてオフライン再生にも対応しています。他にも YouTube や Twitch、Pokémon TV、Hulu など、スイッチで利用できるメディアアプリがゆっくりと増えてきています。

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